ポポロクロイス物語(PS)の感想、レビュー

PS1

ソニーがPSで96年に発売したRPG『ポポロクロイス物語』初代の感想。

ゲームアーカイブスでプレイ。

面白い所、特徴など

絵本をそのまま表現したような、ほんわか温かい2Dグラフィック

ドット絵が細やかで、これがアニメーションするのがまたいい。

キャラの雰囲気伝わるし、活き活きしていて。

×おしっぱで移動する時のピエトロ王子のダッシュが操作感、グラフィック共にお気に入り。

かなり気持ちいい。

造形物も細かく、ガミガミ魔王の部屋などは見どころかも。

物語

ポポロクロイスという国のピエトロ王子の10歳の誕生日パーティー。

そこにガミガミ魔王が襲撃。

パウロ国王のポポロクロイスを象徴する知恵の王冠を奪われてしまい、ピエトロは王冠を取り戻すために旅立つ。

そんなはじまり。

プレイ当時ピエトロとほぼ同い年だったのもあって、感情移入がハンパじゃなかった

そして死んだと思われていた母サニアをめぐる冒険にもなっていく。

仲間も個性的で、ピエトロにやさしい森の魔女ナルシアや、実直でたよりになる白騎士、最初は敵だったけど一緒だとなんだか心強いガミガミ。

キャラにとても魅力がある。

要所で挿入されるアニメーションも。

壮大過ぎない、でも心がわくわくするような冒険が描かれる。

今も引きこまれるけど小学生当時はもう夢中に。

戦闘

ちょっとシミュレーションを思わせるマス目を移動させて攻撃や魔法を使っていく。

一番の特徴に思ったのはダッシュ攻撃

敵との距離がある程度とれていて、はばむものがない場合、通常攻撃がクリティカルに近いダメージになるダッシュ攻撃になることがある。

これも気持ちいい。

位置関係とかに頭をめぐらせるのも楽しみの一つに。

あとはナルシアのホーリーバーストが全体攻撃で便利。

ボイスもいい。

ファイアーボール!」「かぜのやいば!

高山みなみさん、三石琴乃さんといった豪華な声優陣の特技のボイスは耳に残る。

音楽

ポポロクロイス城や城下町、タキネン村あたりは耳にほんとうにやさしく、癒される心地に。

サントラには未収録なのがとっても惜しいんだけど、序盤のポポロクロイス城下町周辺の戦闘曲はずば抜けてかっこいい。

戦闘曲は行く先々で変わっていくのも細かくて良い。

エンディングテーマの「ピエトロの旅立ち」は超のつく名曲。

続編のポポローグのインストゥルメンタル版が大好きだけど、歌ありも心に響く。

気になる所

ナナメからの視点であるクォータービューはやや人や宝箱に合わせにくい。これはVitaのオプションで方向キーをスティックに割り振ることでやわらいだ印象。

マジカルロードがないうちはエンカウント率が高め。

戦闘バランスはややきつめな印象。レベル上げをしっかりして補う。

あとセーブにかかる時間がちょっと長めかも。

まとめ

さながら絵本を読むような感じで入りこめるポポロクロイスの世界は、時代に左右されることなくノスタルジックな魅力があり、発売から24年経った今も心がじんわり温まった

この雰囲気でシリーズ復活しないかなぁ と願ってしまう位。

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