ポポロクロイス物語2(PS)の感想、レビュー

PS1

2000年にPSで発売。

ピエトロ王子が15歳になった物語が楽しめる、ポポロクロイスシリーズ3作目『ポポロクロイス物語2』の感想。

面白い所、特徴など

成長したピエトロや仲間たちが見どころ。

ピエトロとナルシアのほのかな恋は微笑ましく、見守りたくなること請け合い。

初代やポポローグを楽しめた人なら、見とかないとソンとまで思う。

ポポローグで出番の少なかったナルシアやガミガミたちとまた旅ができる。

堕ちた女神マイラとの戦いに展開していく物語は心にグッとくるシーンが相変わらず多い。

BGMの ピエトロの旅立ち はやはりずるいなあって。

要所で挿入される高品質なアニメーションムービーも感情移入を後押し。

くわしくは言わないけど、クスリと笑える遊び心のこめられた選択肢にも心つかまれる。

グラフィックは進化こそそこまで感じないけど、安定の2Dがさらに極まった感じ。

初代ポポロクロイスやポポローグとくらべてここが変わってる!って所を見つけるのもまた楽しい。

戦闘はマス目から範囲移動に。とはいえ感覚は前作までとそれほど変わらずプレイできる。

今作ではゲージも出てきて、たまったら行動できる形。すばやさ大事

□押しながら方向キー方向を固定したまま移動

・△押しながら方向キー場所を固定したまま方向だけ変えられる

技はレベルごとにちょっとずつ変化があったり、レベル6に達した時クラスチェンジするので、見た目にも変化を楽しめるようになってる。

使ってない技にも経験値がたまっていくのでやりやすさもある。

通常の経験値はレベルが低い味方に多く入るようになってるので、多めのエンカウントも相まってレベル上げしやすく、助かる。

お金も貯まりやすい。

戦闘中のアニメーションもシリーズ中一番パターンが豊富で見ていて飽きない。

ボイスは戦闘中だけでなく、ストーリー上の会話シーンでもたくさん聴ける。

声優さんも豪華で、違和感ない。

個人的キャラ使用感など

ピエトロ

主人公だけあり強力に育っていく。

りゅうのけんより強力な剣が手に入るタイミングもあるが、りゅうのけんはレベルが上がるごとに、またりゅうのたま入手によりどんどん強化される。

複数相手のドラゴンシュート、竜変化が強力。

序盤はドラゴンシュートにクラスチェンジするかぜのやいばを重視して使っておくのがよさそう。

ナルシア

スピードブレイズでゲージ速度を上げるのがシンプルながらかなり効果的。

ヒールレインの回復はもちろん、おなじみホーリーバーストなど攻撃手段もある。

白騎士

タフだし技が全般的に強い。

ソォォド!フレェェイム!

レオナとの関係性がとてもいい。

ジルバ

性格はきつめな面が描かれやすいものの、かわいく性能も強力のひと言。

戦闘ではかなり頼りになる。

複数回復できる豊穣の舞をはじめ、アクセルスピンキックで複数巻き込んだり、ジルバちゃんスペシャルのような強めな単体技も。

レオナ

弓の使い手で、遠距離攻撃が得意。

攻撃を連射しまくるマシンガンショットが気持ちいいため、よく使ってる。

オヤジの弓のクリティカル率がけっこう高いような。

白騎士との関係はピエトロとナルシアに次いで見守りたい感じ。

ガボ

使える特技もなく最初は正直あまり強くない。

が、後半パーティーに連れているのを条件に戦って入手できる召喚で評価が一変。

全体回復もできるし、9000に近いダメージも与えられるようになる。

消費MPの高さと、敵の通常攻撃には一応注意。

鬼面童子

剣技が強い。昔プレイした時は主力だったはずだが、今回はあまり使わずじまいに。

CVがかっこいい若本さん。

ガミガミ魔王

鋼鉄魔王なんて名乗るが、バレバレな人。

個性的な技が揃い、中でもパチンコが面白い。これは消費するアイテムによって威力が変わるというもの。

ハタハタ村周辺で出現するヒドラが落とすヒドラの玉をパチンコで使うと・・!

ポポロ2で最強なのは、ピエトロでもガボでもなくガミガミだったかもしれない。

気になる所

体感エンカウント率が多い。

戦闘見てるのも楽しいし、オートもそこそこ動いてくれるので、全部任せることもできる。それにしても多めに感じるかも。

なお、ピエトロが習得する マジカルロード でエンカウントは完全にシャットアウトが可能。

ただしピエトロ不在の間はやはりちょっと頻度多め。

これはシリーズに言えるが、ハシゴや石柱の移動など、ナナメ入力がしづらく感じる所もちょっとある。

まとめ

ラストは目がうるむような、成長を果たしたピエトロたちの冒険物語を心行くまで堪能できる。

人を想う気持ちとか、大人になって忘れかけてた大事なものを思い出させてくれるような作品。

難易度も低めなので、まさに絵本を楽しむような感覚でプレイできるのも魅力

ゲームアーカイブスでプレイ可能。

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