リトルプリンセス マール王国の人形姫2(PS)の感想、レビュー

PS1

99年、日本一ソフトウェアよりPSで発売。

ミュージカルRPG、『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』(以下マール2)の感想。

Vitaのゲームアーカイブスでプレイ。

1作目をやっていなくても違和感はまったくなかった。

ス―ファミとかの懐かしい雰囲気を正常進化させたような、細やかなドットグラフィックの魅力が詰めこまれている。

面白いところ、特徴など

ミュージカル

声優さんが歌唱するミュージカルシーン。

川村万梨阿さん、大谷育江さん、折笠愛さんなど豪華な声優陣。

こだわりを感じる

ドットの演出も細かく、歌詞も表示され、見せ方も曲もいろいろあって、見ているだけで楽しい気持ちに。

小さな姫の決意 が大好き。

白い雲を~ 見上~げ~ ちょっと~いたずら~♬

イントロと導入聴くだけでなんだかこみあげるものがある。

前向きなストーリー

世間知らずの王女クルルの成長していく姿が丁寧に描かれる。

はずかしい位直球、それが心にしみわたる。

「女は行動力」という言葉が要所で背中を後押し。

時にへこんだりしながらも、気持ちが前向きになるようなあたたかい展開

想いはとどく、夢は叶う そんなメッセージ性もじんわり伝わる。

登場するキャラも魅力的で、アクージョ一家、マージョリー一家、クルルの親友のクレア、謎の少年チェロ、恋に悩むランディ、などなど・・。出てくる大人もクルルに色々なことを伝えてくれる、基本いい人たちばかり。

いやみなキャラがいないのが印象深い。

戦闘

クルルは基本的には非力で、にんぎょうの力を借りて戦闘を行う。

そう難しいものではなく、3つまで装備でき、好きな属性の魔法や特技を選ぶイメージ。

MPはなく、魔法や特技を使うにはイノチウム(お金)を消費する。

これもよっぽど極端な使い方をしない限りは徐々に増えていくようになっていて、戦闘バランスはやさしめのチューニング。

沢山イノチウムを消費する技をバンバン繰り出すのも気持ちいい。

ごほうびという貯めが必要だが強力な攻撃や回復が行使できたりも。

美味しそうなのも特徴。

にんぎょうも経験値を得て成長し、あらたな技を覚えるのもポイント。ジュエルを装備させ、能力を補強したり隠し魔法を使えるようにしたりも。

敵として戦うモンスターは、戦闘後にんぎょうになってくれることがあり、ほとんどが仲間にできる

ドラクエ5のように戦闘後おきあがってくるイメージで間違いない。

4章のせくしぃぱんつを装備すれば確率が上がる。

にんぎょうを装備する組み合わせで使えるようになる特技もあり、こまったらとりあえず、デューク・アルバトロス・シバ による 剣の誓い(これはイノチウムではなくHPを消費する) を使えるようにしとくとザコ戦はかなり楽。

クルルは最初からいるテラをずっと育てるのもいいと思う。

気になるところ

エンカウントは少しだけ多く感じるかも。

障害物や人にぶつかった状態のいわゆる足踏みでもエンカウントするのが特徴。

これは回復できる女神像に方向キーをたおしたままにすれば楽にレベルを上げるのに活用できたりもする。

普通にプレイする限りはレベル上げの心配があまりいらないとも言える。

まとめ

現実でささくれだつ心がやさしくなれるような、あたたかく癒されるRPG、それがマール2。

日本一ソフトウェアという会社が好きになる そんな魅力をこれからもずっと放ち続けるかなと。

子どものころに出会っていたかった 心からそう思える作品。

ゲームアーカイブスでダウンロードできる。

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