PS2の『真・女神転生3 NOCTURNE マニアクスクロニクルエディション』が美しくなってSwitch、PS4で楽しめる『メガテン3 HDリマスター』の感想。
PS2版はマニアクスを少しだけプレイ経験がある程度。
据え置き機で遊ぶのがちょっとおっくうになっていて、今回は携帯モードで気軽に触れられるSwitch版でプレイ。
物語
東京が舞台。
先生のお見舞いに来た主人公たち3人は病院の異変に気づく。
先生を見つけるも、東京受胎なるものに巻き込まれ世界が一変し、姿を変えた東京を目にする。
わけも分からないまま主人公は自分の姿が変容し、悪魔と戦う力を得る・・・。
何が起こったのか、事態の真相に向かう旅が始まる。
重要な会話シーンにはボイスもある。
これが良い感じ。
物語にグイグイ引きこまれる。
グラフィック
PS2版少しやったことあるだけなので明確な比較はできないけど、画面いっぱいに表現されるし、くっきりしていてきれいだと思う。
金子一馬氏のキャラデザインはささりこむ感じ。
他にはない雰囲気が表れるモデリングになっている。
プレイ経験のある後の4やディープストレンジジャーニーで2Dに回帰していた悪魔のグラフィックが生きた感じの立体感をもった3Dで描かれているのが魅力的。
ピクシーとはなんかずっと一緒にいたい と、そう思った。
戦闘
味方、敵の行動が交互に来るプレスターンバトル。
テンポは悪くなく、属性攻撃で弱点をつくと自分の行動順が増える。
こちらだけでなく敵にもこれが適用されるので、油断できないバトルが展開。
ボス戦は歯応えある感覚。
慈悲深い難易度 MERCIFUL が追加され、ストーリー重視でいきたい時や難しく感じた時でも安心。
開始時及びゲーム中のメニューのコンフィグからいつでも切り替えできる。
ただしニンテンドーeショップの無料追加コンテンツになっていて、最初から入ってるわけじゃないので一応注意。
戦闘中、敵悪魔と会話ができる。
この会話を通じて問答したり要求を満たすと悪魔を仲魔にすることができる。
この駆け引きめいたやり取りも好き。
体力を吸わせたり、アイテムを渡したり散々貢いだ最後の選択肢でミスってそっけなく扱われる なんてのもまた一興。
マガタマ
主人公の能力値のボーナスと特定のスキルを習得できる。
無効や弱点がついたりするので、覚えるスキルと相談しながら場面に応じたものを装着するのがいい。
悪魔合体
2体の悪魔を掛け合わせることで別の悪魔を生むことができる。
どんな悪魔が生まれるか期待感があり楽しい。
覚えているスキルを継承させることができ、その悪魔が本来覚えないスキルや、属性の耐性を習得できるのも奥深い。
一体目の選択まで戻るとスキルの継承結果が変わるので、望ましいスキルを厳選できる。
魔法とか耐性は大丈夫だけど中には見た目の姿かたちで継承できないものもあるよう。
あと自分のレベルより高い悪魔は生み出せない。
気になる所
ステータスを見る時、悪魔合体の結果を参照する時、ほんの少しだけラグというか待ち時間がある感じがする。
他がテンポ良いだけにちょい気になったかも。
アップデートで改善。
ちょっとした情報
ダンジョンなどはオートマッピングなのでとっつきやすいと思う。
戦闘中、悪魔と会話したい時、複数いると別の悪魔に会話をさえぎられてしまうことがあるため、狙いの悪魔を一体残して会話するのがおすすめ。
アップデートにより、悪魔合体時の読み込みがなくなっただけでなく、スキルの任意選択が可能になった。ランダム選択もやりやすく。今の時代の感覚に落ち着いた感があり、リマスターっぽさを強く感じられ、誰にでもおすすめしやすくなる良アプデだった。
まとめ
無印の発売から17年経った今なお、他のRPG作品では感じられないような独特な雰囲気が確かに伝わる作品。
PS2実機しかプレイする環境がなかったため、こうしてSwitchやPS4という現行機で名作に触れられるようになったというのは素直にうれしい。
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