2000年にバンプレストよりPSで発売。
たくさんのスーパーロボットたちが夢の競演をはたす作品、スパロボシリーズで一番売れた一作『スパロボα』について書いてみる。
Vitaのアーカイブス版でプレイしてみた感想。
面白い所、特徴など
会話画面の口パクとまばたきがキャラが生きてる感じがしてとても好き。
これ以降のシリーズでは一枚絵になってるので、地味に復活してほしいかもとずっと思ってる部分。
最近の作品ほどこなれてない他数の作品をまとめる長ゼリフも不思議と入ってくるんだからすごい。
難易度が低め。
低確率の攻撃はそこまで喰らわなかったり(それでも喰らうことはあるが)、熟練度を気にしなければ自分のペースで遊ばせてくれるので、シリーズの中でもやさしいのもポイント。
参戦作品に好きなのがいた 位のきっかけでも手に取りやすいくらい。
参戦作品がめっちゃ多い。
クロスオーバーより原作再現にも力がいれられている印象なので、原作が好きなかたにもクリーンヒットしやすいのでは。
システムがシンプル。
まだ援護行動などがなかったので、1体を動かし攻撃というわかりやすさ。
アニメーションの動きも細やかな部分が出てきてPSハードとしてはがんばっている。
声優さんがほぼ原作を踏襲しているので、自分は作品放映当時、生まれてもなかったのに懐かしさを感じたりすることができる。
石丸さんのマジンガーZや神谷さんのゲッターなど、最近のもけっして悪くないんだけどとてつもない安心感がある。
音楽
版権もののBGMの再現度もなかなかだし、オリジナルでは、ACE ATTACKER、熱風!疾風!サイバスター、フラッパーガールなど、そうとうかっこいい曲がそろっている。
気になる所
ソフトリセットからコンティニューまでは最近のシリーズを考えるとすこし時間がかかってしまう印象。
専門用語のフォローが近年の作品ほど充実していないので、長ゼリフと合わさって物語で理解しにくい所はどうしてもでてきちゃうかも。
基本やさしめのバランスではあるが、一部のミッションで難易度が急にあがったと感じる難しい戦略をもとめられる場面もあるにはある。
おすすめ機体 など
ヒュッケバインMk-Ⅱ
バンプレストオリジナル機体。ガンダムっぽさがあり、オリジナルの中でも大好きだったり。
どのユニットよりも出番があるので、優先して改造しておくとステージクリアが容易になる。
後継機にもちゃんと改造引き継がれるので、むだになることもない。
ユニット改造では運動性、武器改造ではチャクラムシューターあたりをMAX近くまで改造しておくと、最初に選んだ誕生日によっては撤退する相手を熱血、幸運などで墜とせるエース級の活躍をみせる。
チャクラムシューターは切り払いの技能で無力化されることがあるので念のため注意。
特殊誕生日10月23日A型のSP回復型でプレイしているが、8月23~9月22日A型の熱血、魂、激闘を習得する底力型も面白いかもしれない。
ダンクーガ
4人乗りなので精神コマンドが4人分な上に、みんな気合が使える。そのため、開幕から気力130を実現できる。
気力130で発動する野生化は攻撃能力を上げるもので、武器改造と合わせれば最強と思われる攻撃力をたたきだすポテンシャルをもつ。
断空砲フォーメーションが最強と思いきや、断空剣をフル改造すると追加できる断空光牙剣がバランスブレイカーの最強武装なので要チェック。
改造は断空剣とENを最優先か。
スーパーガンダム
ガンダムMk-ⅡとGディフェンサーが合体した姿。
強化パーツを計4つつけられるのも勝手がいいし、2人乗りになるので、実はウッソを乗せるとハロを合わせて3人乗りにできたり。これが強い。
必要気力なしのロングライフルも改造すれば想像以上に心強い攻撃力に。
ガンダムMk-Ⅱの頃は移動後攻撃できるビームライフルと運動性を改造しておくといいかも。
こんなに使えるユニットとは思わなかった。
サイバスター
スパロボXで鬼神のごとき性能を発揮し、無双したサイバスター。
実はαでは、気力140以上で発動する精霊憑依により他のシリーズで見たことないような鉄壁の装甲になる。
この装甲値、はんぱなスーパー系を圧倒する硬さ。
熟練度によっては武装や分身も追加されるので止められない感じ。
αのサイバスターもじゅうぶん強い。
装甲とENを改造しておくのがおすすめ。余力があれば運動性も。
ヒュッケバインガンナー
ヒュッケバインMkーⅡの後継機Mk-Ⅲの遠距離型の換装した姿。ボクサーの存在意義は・・
ハロをつけて運動性とEN、武器はチャクラムシューターから引き継がれるファングスラッシャーと最強武装のインパクトキャノンを改造しておくだけで、集中使えばラスボスの攻撃も軽々よけ、当てては大ダメージの一騎当千の活躍を果たす。
精神コマンド奇跡を使ってのインパクトキャノン最高まで改造してあれば結構な射程距離からでも50000ダメージは見ることができる、個人的な感覚ではリアル系最強の機体。
BGMのACE ATTACKERはいつも鳥肌がたつ位神がかってて、すばらしいオリジナル曲だと感じる。
ウイングガンダムゼロカスタム
ツインバスターライフルの演出が味気ない? たしかに。
でも、この機体の真の持ち味はライフルでもゼロシステムでもなく、装甲の硬さ。
実はフル改造してフル改造ボーナスも装甲につぎこみ強化パーツもつければ3900にもなる。
リアル系なのに。
さらにヒイロは底力ももっているので、防御攻撃などでHPを低めに調整すれば、はんぱなスーパー系を超える鉄壁の守りで長射程のバスターライフルのクリティカルを連発する恐ろしい砲台になる。
Wチームによる信頼補正(気力増加の効果があり、受けるダメージを減らし、与えるダメージを増やせる)もけっこう強い。
改造したサンドロック、アルトロン、デスサイズヘルと隣接した状態で敵陣に置いとくだけで、敵の戦力をかなり削ることができた。ヘビーアームズだけ使わなかった、ごめんよ・・トロワ。
VF-19
サイズの小ささ、運動性の高さから避けて当てての削りの役割を果たせる。
またパイロットのイサムは個人的な感覚では最速で2回行動できるようになったため、ファイターで長距離を一気に詰め、ピンポイントバリアパンチで大ダメージを与えたり、パンチを2回撃ったり、パンチ1回撃って離脱したりと、ボスじゃないザコ相手には無双と言える活躍を見せた。
ガッツもあるので、防御攻撃などでHP量を低めに調整すれば、さらに回避率を上げつつクリティカル連発みたいなこともでき止められない。
自身で気合ももっているので、開幕からピンポイントバリアパンチ放てるのもうれしい。
EVA弐号機
シナリオ終盤で追加されるATフィールドという武装が、ENなどの消費なしで放てるためとても使い勝手がいい。
アスカ自身で気合をもっているので、これも開幕からイケイケで攻めることが可能。
アンビリカルケーブル切断しても継続戦闘能力があることになり、かなり強かった。
Airの話で魂のルフランが流れるのをバックにEVA量産機相手に大暴れするのを見て好きになった人もいるのではないだろうか。自分はそうだった。それまで使ってなかったからレベルの上がり方もすさまじかったし(笑)
まとめ
システムがシンプルでとっつきやすく、おおくの原作の声優さんによるボイス演出と合わさりまさに夢の競演。
近年の違和感を感じさせないクロスオーバー重視もすごくいいんだけど、参戦作品が多いお祭り感はα以上のものは以降のシリーズほとんどやってるけど味わったことないイメージなので、気になる作品がいれば今プレイしても楽しさを感じられると思う。
好きなお気に入りの機体を改造して活躍させるのを見る これだけでやはり楽しいのがスパロボ。
会話画面の口パクとまばたきも見る価値あると個人的には思う。
ゲームアーカイブスでダウンロードすることができる。
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