パワードスーツに身を包む女戦士サムス・アランがメトロイドという生物をめぐって宇宙海賊のいる惑星を探索する2Dアクション。
面白い所
マップを埋めていくのが楽しい。
段階的にパワーアップして、できることや行ける場所が増えていくというのは、RPGが好きな自分にも確かに響いた。
ヒントと言えるヒントは少な目。その分ひらめきで先に進めた時の達成感がある。
ぶわっと爆発する敵を倒した時の感触がいい。
ゼロミッションあたりのきびきびした動作もいいけど、宇宙を感じるようなゆったりした感触もまたいい。
直接的な会話やデモシーンがあるわけじゃない。にもかかわらず恐怖感が伝わる。
何気なく部屋に入る時、暗くなって徐々にフェードインする演出や、主張しすぎないけど存在感のあるBGMを通じて、未知の宇宙を探検する孤独な自分を感じるからかもしれない。
ボス戦は妙にどきどきして慌てる。
ミサイルなら大きなダメージを与えられるが、落ち着いて対処しなければ大抵ミサイルが足りなくなる。そのため的確に弱点を見つけて当てる必要がある。
特にリドリーは思った以上に強敵で本当に焦った。
難易度自体はやや高めなんだろうけど、できることがシンプルでその中に対処法があることと、落ち着けばどうにかなるバランスが見事だったと思う。
スペースジャンプの気持ちよさはシリーズ共通の解放感。
New3DSのVCでプレイしたけど、いつでもバックアップの力を借りても伝わってくる緊張感は忘れられない。
クリアタイムの短さでスーツを脱いだサムスの姿を見ることができる。
簡単ではないなあと感じたけれど、マイペースにクリアするのも悪くないと思える。
気になる所
壁蹴りのように、中にはお手本を見せてくれるような場面もあるものの、進み方が分からない時は本当に分からないというのが唯一気になる所。
今ならネットがあるけれど、当時の自分なら攻略本が必要だったかも。
ラストの展開
メトロイドとサムスの関係性がいい味だしていたのも心に残る。
不思議とメトロイドの感情のようなものが伝わってくるようで、最終戦の展開は鳥肌がたった。
スーパーを超えて最高にパワーアップするとは思わなかった。
まとめ
独特の操作感、アクションを駆使してマップを埋める探索が楽しく、閃きで先に進む快感が味わえる。
加えて感情にも訴えてくるところまであるスーファミのアクションの名作。
New3DSのVC以外に、switch online のスーパーファミコンのラインナップにもあるので現行機でのプレイはしやすいと思う。
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