テイルズオブジアビス(3DS)の感想

3DS

オリジナルは2005年にナムコより発売。3DS版は2011年。

テイルズオブシリーズ10周年記念作品の『テイルズオブジアビス』の3DS版を遊んだ感想をのこす。

16年前、PS2版はプレイ済み。

当時気にならない位面白かったが、そこそこ感じたロード時間は3DS版になるとかなり短く、快適

物語

はこいりのおぼっちゃまであるルークが、生まれた意味を知り、業と向き合っていく。

オープニングムービーで流れるBUMP OF CHIKINの カルマ の本編の解釈がとても深いのも印象的。

途中の展開は感情移入しにくくとても辛いが、そこから変わるルークの成長は見どころ

個人的な感覚としては、昔ほどルークをきらいになれなかったのと、とことんまで落としてくる展開ではあるが、同時にいろいろなことが明らかになるので、プレイする手はとまらない

このあたりはさすがテイルズ と感じた。

テイルズの仲間は最初からうちとけてる感じ多かったが、ジアビスは仲間たちともギスギス。

でもその過程があることで感情移入しやすい面もあった。

ルークには間違いをやらかしてもそれでも信じてくれる仲間がいて、そういう存在はかけがえないし素敵だと思う。

戦闘

テイルズシリーズおなじみアクション性の高いバトル

加えてL+スティックでフィールドを自由に動き回れる¨フリーラン¨が新しかった。

敵の攻撃にも軸のようなものがあるため、軸をずらして回避したり、派手に動き回って術者の詠唱を邪魔しないよう目立ったり。

プレイヤー側にけっこうな主導権をもたせてくれて、とれる戦術の幅が増したシステム。

FOF(フィールドオブフォニムス 円形のフィールドの属性)の要素もあり、円形の中で属性にあった技を出すとその属性の派生術技へ変化する。

複雑に思えるかもだが、使いこなしてみるとこれがなかなか楽しい(昔はぜんぜん触れなかった)。

自分で発生させるのが難しい序盤は、ティアのアピアース系の技をショートカットに配しておき、2回使わせれば確実にフィールドの属性変化を発生させられる

3DSならではの、下画面タッチパネルのショートカットも使いやすい

個人的おすすめ特技、奥義 使用感など

崩襲脚

技の出始めが早いので、くせのある技の多いルークの中では使いやすい。早い内に習得するのも〇。

火のFOFで紅蓮蹴撃になり、広範囲を攻撃可能に。ただこちらは出始めはやや遅い。

魔神拳

シリーズおなじみの牽制技だが剣じゃなく拳。

使用感としては、牽制するより接近して当てるほうが使いやすい

敵が小さかったり飛んでても2ヒットさせられるので繋ぎとしては充分。とりあえず困ったらこの技入れとけばいいと思う。

穿衝破

多段ヒットで敵をうちあげる。

敵によっては全段ヒットしない場合もあるが、拘束力が高いのでこれも入れといて損はなさそう。

穿破斬月襲

多段ヒットするもスキがある穿衝破の弱点を崩蹴脚がうまくおぎなった奥義。

使いやすいと思う。

烈穿双撃破

敵を吹き飛ばしダウンさせることに特化した奥義。

コンボにこそ向かないが、敵をうごけなくしたい時は大助かり。

FSチャンバーはコバルト(青)をセットしておくと、ふきとばしが大きくなり良さげ。

閃光墜刃牙

単体でみるとそこまでじゃないが、穿衝破と組み合わせることで、敵を浮かせ拘束しヒット数をかせげる使いやすい多段コンボになる。

タイミングによってななめへの突きが敵にしっかり当たらないと、ヒット数が増えないのは注意。

連打するだけだとタイミング早すぎることがある感覚。よく見て狙いたい。

FOF風属性の翔破裂光閃は敵に隣接してないとスカる。なので可能な限り敵に接近して発動すること。

魔王絶炎煌

これも単体でみると射程の短い単なる奥義 みたいな印象ながら、FOF地属性があるとこで発動する魔王地顎陣が近めの複数の敵を巻きこめる、雑魚戦で大助かりな技になる。

FOFを重視した戦いをしたいなら、これ入れとけば安心かな。

ジェイドあたりにグランドダッシャーやロックブレイクを優先して使わせるとFOFを出しやすい。

コンボとしては・・

岩斬滅砕陣(キャンセラーと地のFOF)→穿衝破(前進)→魔王絶炎煌(黄チャンバーとFOFで魔王地顎陣)

穿衝破→閃光墜刃牙(翔破裂光閃) を多用。

音楽

戦闘曲の 矢は放たれた や、決意の刃 はさすが桜庭さんな曲で熱い。

後半のアッシュとのイベント、そしてラスト近くの戦闘では meaning of birth などで生まれた意味を知り、受け止めていくことになる。これが¨カルマ¨のアレンジなのでまたなんとも切なく、熱い。

譜歌が入っている finish the promise あたりも本当に素晴らしいと思う。約束は果たされる。

気になる所

主人公であるルークに感情移入しにくい という面はすくなからずあるかも・・(昔の自分がそうだったので) だからこそ中盤以降がより引き立つともいえる。

グラフィックはやや弱いかも。

豪華声優陣のボイスにより命がふきこまれているので、やってくうち気にならなくなると思う。

立体視対応なので、立体視で見たら別のおどろきあるかもだけど、2DSのためそこは確認できず。

ちょっと残念。

まとめ

だめだめなルークが中盤以降、変化していく(人が変わろうとする っていうのは本当に難しいことと実感するので・・) 姿は胸を打つ

最後の彼は果たして・・ラスボスを倒したあといろいろな情報がはいってきて、想像の余地があるラストシーンも心に大きな余韻の残るものになった。

テイルズオブシリーズ10周年(当時)にふさわしいかなと。

もしPS2や3DSといったプレイ環境がありやったことないという方にはおすすめせざるを得ない作品。

今は3DSのダウンロード版がお手軽かもしれない。

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