92年発売のRPG。
スーパーファミコン Nintendo Switch Onlineで配信が開始された真・女神転生、いわゆる初代『メガテン』の感想。
3マニアクスを少し、4FINALはどっぷりだが初代は今回が初プレイ。
面白い所、特徴
他のゲームにない独特な雰囲気。
主人公主観の3Dで構成されたマップの探索。
悪魔会話と悪魔合体。
世界観
どこかあやしげな感じ。
OPデモとタイトルの入りからシビれる。
舞台が東京。
現代と地続きで、徐々に悪魔に占領されていく街。
母親が・・・自分の犬も・・・。
グラフィックの感触と共に、この作品ならではと思える空気感を放っている。
物語
最初がいかに平穏だったか。
悪魔召喚プログラムを得たことで、コーヒーを買ってくる とかそんな日常が崩れていく。
そこから価値観が異なるロウ、カオス、どっちとも言えないニュートラルに分かれる物語。
展開に翻弄されながらも、自分の判断がその後に影響を与えるような選択をする場面も出てきて、考えさせられる。
戦闘
はやさが大事。
主人公は魔法が使えないので、悩ましい最初のステータス振りははやさ、たいりょく、つよさを重視してみた。
装備はMP5マシンガン、しんけいだんが手に入ると、複数の敵を同時に確率で眠らせることができ、戦闘が少し楽に。
主人公のはやさが高いとなお良し。
ただ魔法を使う敵にはどうしても後れをとることもあるので一応注意。
しんけいだんの最初の入手タイミングはヒロインが仲間になる所。
ヒロインの装備を拝借する形。
ジオ系の魔法も頼りになる。
耐性のない相手を感電させ、相手よりこちらが素早ければ行動を1ターン封じることができる。
後は補助魔法も地味に大事かも。
タルカジャにはかなりお世話に。
悪魔会話
敵として出てくる悪魔を倒すだけでなく、交渉することで仲間にできる。
これが一筋縄ではいかず、戦闘を面白いものにしてくれている。
時間かかることもあるし、色々要求されたりも。
繰り広げられる駆け引きにいつの間にかのめりこんでいた。
単純じゃない分仲間になってくれたらうれしさもひとしお。
戦闘が単なる経験値を得る作業じゃないと感じされてくれる。
これがメガテンの魅力のひとつかなと思う。
戦闘曲には疾走感があり、BGMの緩急もいい。
悪魔合体
仲間の悪魔を2体、あるいは3体掛け合わせて未知の悪魔を生み出していく。
これがまた楽しい。
主人公のレベルが生み出せる悪魔の目安になるので、自分のレベル以上の悪魔は出せない。
レベル上げにも夢中に。
剣合体というのもある。
特定の剣(装備からはずしてる必要がある)と特定の悪魔を合体させ、かなり強力な剣をつくることもできる。
おすすめ悪魔など
ゴブリン
→攻撃力を上げるタルカジャが使えた。
進むごとに力不足になってくけど、補助魔法かけるだけなので結果長い付き合いに。
ゴブリンに限らずタルカジャを使える悪魔がつねにいるとボス戦が楽になる。
エンジェル
→ハンマと回復が役立つ上、つよさも高め。
ガイアキョウト とっこうたい
2身合体で結果を?にしてくれるので強い悪魔が生まれる期待感が高まる。
ガイアキョウ おにじょろう
→でんげき、はりによるEXTRAが役に立ち、CPも0で使いやすい。
サキュバス
→EXTRAのあくまのキスがかなり役立ったと思う。
同じ技を持つインキュバス、マンイーターも有用。
でも一番合ってる気がするので最後まで使ってた。
ソロネ
→メディアラハンを持つパーティーの癒し枠。
エンカウントを抑えるエストマも役立った。
とりあえずいれとけば安心。
ちょっとした情報
通常セーブは自室かターミナルなどに限定されるが、Nintendo Switch OnlineなのでZL+ZRでいつでもセーブ、ロードができる。
これはちょっと進めては止めるようなプレイスタイルになることの多い自分的にはとてもありがたかった。
詰む状態も防ぎやすいのではないかと思う。
すごく助かってる。
長押しで巻き戻しも可能。
名前入力で濁点うちたい場合はXボタン。
最初困ったので念のため。
銀座の音楽が超かっこいい。
シビれた。
気になる所
カニ歩きがまだできないのでジグザグの移動とかがちょい手間かも。
マップが常に表示されるわけではなく、似たような景色が続くので少し迷子になることもあったが、マッパーの魔法で表示は可能。
フィールドでの麻痺のダメージエフェクトがゆっくりめでややテンポをそこなう。
まとめ
悪魔との駆け引きが堪能できる悪魔会話や、見たことない強い悪魔を生み出していくのが楽しい悪魔合体といった、後のシリーズの核になる要素をしっかり味わえる。
独特なダークさをひしひしと伝えてくれる雰囲気は最高。
難易度はちょっと高めな気がするけど、セーブとロードがしやすくNintendo Switch Onlineの恩恵があるのは魅力。
以前から気になってたもののスーファミ実機のプレイは敷居の高さを感じてたので、今回の配信はかなりうれしい。
これはハマる。
コメント