ファイナルファンタジー12 ザ ゾディアックエイジ(switch)の感想、レビュー

Switch

昔PS2版を途中で挫折した自分だけれど、改良されていて手元でやれる今作なら大丈夫じゃないかと思いプレイしてみたスイッチ版 『FF12 ザ ゾディアックエイジ』の感想。

ふたを開けてみれば召喚獣を全部集めたり、モブを全て討伐する位ハマった。

音楽

もうオープニングのFINAL FANTASYでうるっとくる。FF4あたりを思い出してしまう。ずるいと思う位いい。

タイトルでいつも聴けるので耳がしあわせになる。これは音の響きの変化を感じられた。

音楽はコンフィグでオリジナルと、新録、サントラから選べるようになっている。

システム面

携帯モードで違和感なくプレイできてる。

セーブや読みこみは早い。Lボタンでハイスピードモード2倍速。コンフィグで4倍速も選べる。

2倍速がほどよく快適。4倍速があることでレベル上げとかはやりやすく感じる。広大なフィールドの走破にも便利。

ジョブを設定し、技や能力アップのライセンスを習得していくのも、キャラの個性が出せていい。

ちょっとライセンスの割り振り失敗したかな・・とか、今は違うジョブがいい、という時はリセットして選びなおし、ふり直しができるようになった。

ライセンスリセットはクラン本部に行けるようになった時からモンブランに話しかければ可能。

失敗してもいいというか、色々試すっていう楽しみが増えた。モンブランの所に行けない間は変えられないので注意。

物語

色んな種族のいるイヴァリースという世界で、ダウンタウンに住む空賊にあこがれる青年ヴァンが国をめぐる壮大な冒険をしていくことになる。

政治的な側面も描かれ、まるで映画を観ているようなドラマシーンに引きこまれる。

グラフィック

地に足のついた感じのする空気感が伝わるグラフィックと触り心地。

元々PS2だったんだよなってことをたまに忘れる質の高さ。CGムービーもとてもきれい。

戦闘・ガンビット

戦闘は見た目が10までのFFと違う印象を受けるかもしれないが、自由に移動しつつゲージがたまって行動がはじまるコマンドタイプのRPGなので、ちゃんとFFしている。

ガンビットは設定できる事柄が多く面倒とか複雑に感じるかもしれないけど、逆をいえばほぼ全てを自動で展開することができるということ。

倍速と合わせて、アドリブをあまり要求されないレベル上げで特にありがたみを実感できた。

PS2版をやった時は面倒に思えて投げてしまったけれど、色々できてこれほど考えられたシステムを食わず嫌いしていたのはもったいなかったなと今なら思う。

ガンビットは3つまで設定できる。それによってザコとボスで使い分けたりすることができるようになった。

いちいち設定しなおす必要がなくなるので、これも便利。

広いマップを自由に探索するのが楽しい。

今の自分じゃ敵わなさそうな強敵にびびったりするのもまた一興。冒険心をくすぐられる。

オートセーブもあるので不意にやられても大丈夫なことが多いのはうれしい。

ただのザコとはひと味ちがうモンスターを相手にするモブハントもほどよい刺激になる。

稼ぎプレイもまた楽しく、序盤ダスティア、スケルトンにはお世話になった。

中盤はヘネ魔石鉱のゼリー。

いっぱい出てきてくれるのと、ファイラで巻き込んで倒しやすく、ぜんぶ倒しても場所移動とスイッチで手軽に復活してくれるのが利点。

場所移動時エスケープでチェインを維持しつつ、経験値だけじゃなくお金になるドロップアイテムもたくさん得られる。

稼ぎプレイってどうしても作業感がともなうけど、ハイスピードモードも手伝ってかそれを上回る気持ちよさ。

こういうの好きなのですごく楽しい。魔法や装備、ガンビットをととのえることで更に自動化する余地があるのもすごいと思う。

気になるところ

コマンド、メニュー画面がスティックじゃなく方向ボタンのみの対応。直感的に操作したいと思う時のひっかかりが初めは気になるかも。やっていくうちに慣れた。

ちょっとした情報

ビュエルバで噂を流す時、初めはなかなかゲージがあがらず歯がゆい思いをしたので。

各所にいるビュエルバガイドにアピールすると効率よくゲージがたまる。酒場もOK。

警備兵のいるところでアピールすると逆にさがってしまうこともあってリスキーだったと振り返る。

あとリーダー切り替えは方向ボタン上下で出来る。しばらく気づかなかった。

まとめ

戦闘にそのまま突入するシームレスなバトルが展開する広いフィールドを歩き回る楽しさがあり、ドラマティックな物語も相まってイヴァリースを冒険してる感覚が堪能できる。

ライセンスリセットでプレイヤーの楽しみやすさが向上し、ハイスピードモードによって移動や稼ぎプレイが苦にならなくなった。いつの間にか没頭してしまう。そんな作品。

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