ゴッドイーター3(switch)の感想、レビュー

Switch

PS4で発売されていたが、個人的に据え置き機を起動するのが若干おっくうでスルーしていて、携帯機でやりたいという気持ちがどっかにあって、スイッチ版が出たことでそれが叶ってうれしかった。

2RB、リザレクションはプレイ済みだしずいぶんやりこんだ。だけど4年ぶりにプレイしてみたら初心者みたいになってた、そんな感じでプレイ開始。

人類の敵アラガミを倒すため、アラガミの力を取り入れたゴッドイーターたちの活躍を描く『ゴッドイーター3』の感想。

特徴

携帯モードでプレイしているが、特に違和感なくプレイできている。アクションも軽快に動かせている印象。

自分をバースト状態にし、オラクルポイントを回復できる 捕喰攻撃 はゴッドイーターならでは。アクションのどこかに敵のスキをみて潜り込ませると戦いが楽になる。

Y、Xの通常攻撃がコンボに展開しやすいので、捕喰攻撃やバーストアーツで上手くつながる組み合わせを見つけるのも楽しみの一つ。

武器の種類が豊富で、どれを使っても隣の芝生が青く見えるような魅力がある。これと決めるのもプレイスタイルの一つだけれど、試し試しやってみるのも面白い。新武器のヘヴィムーンは使いやすいかもしれない。

R1で銃と剣をガシャリとすぐ切り替えられ、そこから攻撃、ステップ(回避)、防御、捕食 にスピーディーにアクションを展開できるシリーズの魅力は失われていないと感じる。

3名まで連れていけるNPCにはスキルをすこしばかりカスタマイズできる所もあり、ソロプレイでも共闘感がある。

ダイブ

新アクション、ダイブ が気持ちいい。大ジャンプみたいなもので広めのフィールドの移動が少し楽に。

同時入力を意識するよりはR2をおしっぱBで確実に出せる。敵との距離を一気に詰められるし、離脱にも使える。

ダイブ中、対応するボタンを入力することで攻撃、捕喰につなげることができる。

バーストアーツ

捕喰攻撃などで自分がバースト状態の時に、通常攻撃のアクション(地上攻撃・空中攻撃・ステップ攻撃の三種)が変化したりパワーアップする バーストアーツ(BA) が大事。

一番使うことになるであろう攻撃手段。種類自体はブラッドアーツの頃から比べると減ってはいるものの、夢中になれる部分は健在。

使用回数で熟練度が増し、一定の数になると新たなバーストアーツを習得するという流れが楽しい。

色んな技を使いたくなるし、どんな強力な技になるのか先が気になるつくり。

アクセルトリガーとエンゲージ

アクセルトリガーは、自分の行動を条件にしたパワーアップで、かなり助けられた。個人的おすすめはウォーロード。

捕喰を4回成功することでBAの攻撃力が25%上がる。

エンゲージは、仲間と一定の距離内で戦っているとたまるエンゲージ率が一杯になった時、ZL+ZR同時押しで自分と、つながった仲間に設定されたプラス効果が発動できるというもの。

個人的にはBAを多用してたので激昂の旋律でBA威力マシマシにしていた。

アクセルトリガーもエンゲージも種類があるので、自分のプレイスタイルに合ったものを選ぶのがいいと思う。同行メンバーを決める一つの基準にもできる。

リプレー性

装備は素材を集めて改造、強化するだけでなく、ミッション終了時に手に入ることがある遺された神機で、装備に任意のスキルを追加するスキルインストールもある。

バーストアーツ習得やスキルインストールといった要素で、繰り返しのプレイも苦になりにくいシステム面の楽しさがゴッドイーターにはあると感じる。

物語

物語はなんとなく特別なんだなあと思えた前作までとは舞台が異なり、いきなり牢獄という閉所からはじまり、手錠のついた囚われの身というのか、自分らの立場が決してよくない環境にいて、それでも人々を守るためミッションをこなすことになる。

灰嵐という災厄が牢のあった所を襲ったことで自由を得た主人公たちはギブアンドテイクで灰域を移動する船クリサンセマムに乗ることに。そこからだんだんと自分たちなりの目標をもつようになる。

お堅い感じながら主人公が握手を求めた時の反応が面白かったりかわいさが垣間見えるクレアも登場。

なにより、アラガミと人の中間にある物語のカギになる娘、フィムがかわいい。

助けた状況から主人公を父親と思い、慕って拠点の中をついてきてくれる。右スティック押し込みで主人公がネットプレイ向けのワンアクションをできるんだけど、礼、拍手にダンスも、いちいち主人公のマネをしてくれるのがなんとも愛らしい。

戦闘にも参加でき、見た目から想像つかない接近戦を得意とし、よく一緒に同行させた。

話は落ち着くと思いきや急展開を迎え、AGE(主人公たちのような自由の許されない、普通の人間にはキツい灰域に適応したゴッドイーター)の犠牲はやむないのかという空気が流れるころ、いつまでも子供じゃないとばかりにフィムは自分の正体を知ってしまい、自分にしかできないことを見つけ、誰にも内緒で決断し行動する。まるで主人公たちが誰かのためにそうするように・・・。

こんなの悪い方向にしか考えられないよ・・・と思いつつも気になり進む。

今回はないかな・・なんて思っていたところに、これ以上ないタイミングでながれはじめる 神と人と。そして主人公たちにフィムがのこした手紙、この組み合わせは卑怯なくらい感情をゆさぶった。フィムの苦しげで精一杯な叫びに胸がいっぱいになった。

ここぞ!という場面で普段しゃべらない主人公が言葉を紡ぎ、どうあがいても勝てないと思えた最終決戦中の最後に結びついたエンゲージ。

状況が一変。これは熱かった。悪い予感がふっとぶような希望に満ちたバトル展開に。最終的に気持ちのいいエンディングを迎えることができた。

物語としては自分のプレイしたシリーズでも一番印象に残った。ふと、やりなおしてみるとタイトル画面が・・・伝わるものが確かにあり、思わず笑顔になった。

気になる所

拠点の中は主人公の動きにタメがあるというかちょっとリアルで、戦闘中みたいに軽快に移動できるとうれしかったかも。

クレアがいつの間にかくだけた言葉を使ってくれるようになってたけど、なんかあったっけ?と本当にいつの間にという感覚だったので、個性あるキャラと仲良くなる過程を楽しめるようなキャラエピソードがあってもよかったかなと思う。

バーストアーツの種類がやや物足りなく感じるかも。ブラッドアーツがありすぎたのかもしれないが。

ちょっとした情報

最初の境遇があったからこそかもしれないが、任務を終えて船に戻った時の「おかえりなさい」の言葉はあたたかくてしみる。

強襲討伐ミッションは一見オンラインでないとできないように見えるけど、じつは1人プレイでもできる

自分以外のメンバーはみんなNPCで参加してくれて、知らないエンゲージをいくつも集められるので、もしまだやってないよって人は試しに一度やってみてほしい。

なお、オンラインでもやってみた所、助っ人が1人はいる状態でプレイできた。その結果、NPCの時は時間切れで倒し切らなかったのに、無事討伐。人の力のありがたみを実感した。

まとめ

舞台や時代が変わったものの大きな驚きがあるわけではないけれど、爽快感や物語重視の狩りゲーはRPG好きな自分にはぴったりだった、それを再確認させてくれる。

全体的にスピード感があり、敵の攻撃や動きについていけないよと感じることはあるかもしれないけれど、自分の場合、振り返ってみると何度もリスポーンこそしたけどゲームオーバーにまではなっておらず、どちらかといえばやりやすさ重視の進行だったように思う。

今作から入っても問題ないつくりだけれど、2RBやリザレクションといった過去作をを知ってると楽しさが増す部分はあるかも。アインさんとか。

物語に引っ張られるようにプレイできたし、繰り返す戦闘もリプレー性のあるシステムのおかげで十分に楽しめた作品。今回は手を付けておらず割愛したが、ローカルマルチプレイも楽しそう。

アップデート

 9月19日、Ver2.00にアップデートされ、クレアのシナリオ「過去との邂逅」が追加された。

クレアと一緒にミッションをこなすことで感応同期率を上げていくコアエンゲージの検証実験を行うことに。感情領域へ接続する過程で彼女の過去が明らかになっていく。

普通のミッションを主人公とクレアを入れてこなし、一定の同期率になると追加シナリオが進行する形になっている。

 Ver2.10のアップデートで、追加エピソード 過去との邂逅 にユーゴとジークが追加された。クレアをクリア後、任意のフリーミッションを一つクリアすると解放される。

また、クリア後、ターミナルの戦闘準備→衣装/キャラクター設定から名前、性別の変更などキャラを作り直せる、キャラクターリメイクができるようになった。

オプションでロックオンの挙動に速度調整が追加された。

 12月9日にVer2.20のアップデートが配信。過去との邂逅にルル、リカルドが追加された。

他にも新アラガミ ヌァザ・アイル、強くてニューゲームが可能なNEWGAME+、拠点BGMを変更できるジュークボックス機能が追加されている。

 Ver.2.30のアップデートで、過去との邂逅 フィム編が追加された。新ミッション、アラガミの追加の他、バーストアーツプレビューで空中の敵に切り替えも可能に。フィムに待ってて・おいで ができるようになり、ジュークボックスの曲と衣装、フィム編クリア後の遺されし神機の上限変更、スキル、カスタムバレットの複製も追加されている。

 Ver.2.40のアップデートで、過去との邂逅 ニールとキースが追加。クレアをクリア後任意のフリーミッションで遊べる。灰煉種ハンニバルのミッションほか多数のミッション、通常バレットに新たな回復弾、衣装、アーカイブとジュークボックスに新たなBGMが追加されている。

 Ver.2.50のアップデートで、過去との邂逅 アインが追加。アイン以外をクリア後遊べる。紅煉灰域ミッションなど多数のミッションが追加。その他、新たな衣装、アイン編クリア後遺された神機の上限追加、アーカイブとジュークボックスに新たなBGMが追加されている。

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