スクウェアが90年に発売した人気シリーズ3作目『ファイナルファンタジー3』の感想。
ピクセルリマスター配信に刺激をうけ、3DSにダウンロードしてあったのを思い出しついプレイ。
バーチャルコンソールにはいつでも保存できる機能があるので、長いダンジョンを途中で休憩いれたり、難易度をちょっとおさえるのに役立ってる。
面白い所、特徴など
ジョブシステム
ドラクエのようにレベルが下がったりせず好きな時にジョブチェンジできるのは新しかった。(キャパシティという戦闘後手に入るポイントは必要。熟練度高いジョブはCPかからず)
ジョブには種類あって、グラフィックもそれぞれ用意されているのでジョブチェンジが楽しみだった。
編成はまあまあ悩ましいが、
序盤は戦士、モンク、白魔導士、黒魔導士
中盤はナイト、空手家、空手家、白魔導士
分裂する敵のでてくる終盤はナイト(こだいのつるぎとディフェンダーのような強力武器を両手持ち)、ナイト、ナイト、白魔導士
みたいな感じが多かったかも。
他にはガルーダ戦は超強力な敵の全体攻撃を回避するために、ぜんいんで竜騎士になったり、ハイン戦ではたのみの物理攻撃が効かず、バリアチェンジ(弱点属性を変化)してくるため学者のみやぶると魔法攻撃パーティーで挑んだり・・・。
個性的なボスとの戦いは心に残る。
小人やカエルでないと攻略できないダンジョンなんてのも(そういう所では確定で逃げられるとんずら使えるシーフも活躍)。
爽快感
ジョブチェンジもあいまって戦闘は楽しめると感じるが、FF3の特徴に挙げてもいいかなと思うのが攻撃のヒット数。
レベルを一定以上に上げると ズババババババッ! と一度の攻撃で10ヒットとか出せるようになり、多くなるダメージ量とともにこれがめっちゃくちゃ気持ちいい。
ファミコン版のパッケージのように、盾は装備せず武器を両手持ちさせるのがおすすめの楽しみ方。
物語
みなしごの4人の少年たちは、洞窟を探検するとクリスタルを発見し、クリスタルに導かれるように光の戦士となる。
デッシュや水の巫女エリアなど印象深いキャラとの出会いもある。
なにより印象深いのは、ぜんぶこの世界を把握したな~ なんて思ったあとに、まさに信じられない世界の広がりを目の当たりにすること。
これは衝撃以外のなにものでもなく、あまりの光景に呆然としたのを今も覚えてるくらい。
忘れられない。
いままで20年以上ゲームやってた中でも上位に君臨し続ける衝撃だったと思う。
次第にザンデという敵の存在がわかってきて、FF9でも名前とBGMが登場したドーガとウネとの出会いも。
深いメッセージ性って感じではないけど、演出とかでいつのまにか引きこまれるような作品かなと。
音楽
FF3でやはり欠かせないのが植松伸夫さんの手がける音楽。
これがファミコンの力を最大限にひっぱりだしてるようなこだわりが感じられるし、今聴いても古さを感じない。
これはほんとうにすごいと思う。
オープニング・テーマはやはりFFって感じするし、
ロック感の伝わるバトル1、バトル2。
おどろおどろしいイントロからかっこいい展開になだれこむ最後の死闘もいい(これをアッパーアレンジしたチョコボレーシングの幻界もすばらしい)。
吹き抜けるすがすがしさを感じられるような悠久の風、
ネタバレになるので曲名は伏せるが切なすぎる旋律が印象に残るもうひとつのフィールド曲もばっちり心に残り、どちらも時代を越えていると思う。
(このようにファミコン版がかなりいい感じなので、ピクセルリマスター版は懐古主義になっちゃうんじゃないかとこわくて聴けずにいる・・)
その他にも・・
大型飛空戦艦インビンシブル もインパクトあった。
中には強力なものが買えるお店や、休憩場所、でぶチョコボなども完備されている充実具合。
飛行中に大陸を飛んでると敵とエンカウントするのも刺激的かも。
気になる所
ジョブにはまったく使わなくていいジョブが存在する。
遊びがあって悪くないんだけれど、後のFF5などではアビリティ習得というちがうジョブを体験したりマスターすることに意味をもたせてくれているので、そういうのがないのはちょっと残念かも。
あとバランスはややきつめかも。
といっても序盤などはやさしめで、FFの基盤はこの作品の時点で完成されてたんだな・・って思える位。ただ海底神殿あたりで敵の強さが跳ね上がる。
跳ね上がるのを逆手にとってレベル上げをしっかり行う(ヒット数も上がるので)のが肝要。
隠しつうろは前提に進むところも中にはあったりするけど、ヒントはあるが分かりにくく感じる面も。
とりあえず閉じこめられたと思ったら出口の上に必ずスイッチがある ってのは覚えとくといい。
まとめ
ファイナルファンタジーをドラクエと双璧をなすまでに押し上げた名作というイメージ。
ファミコンとは思えないかなり高いクオリティの作品だと思う。
オリジナルのファミコン版のほか、3DSのバーチャルコンソール、steamやスマートフォンでピクセルリマスター版が楽しめる。
ピクセルリマスターSwitchあたりにこないかなってひそかに楽しみにしている。
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