徐々に減っていくエアーとにらめっこしながら、下へ下へとひたすら掘り進んでいく穴掘りパズルアクション、『ミスタードリラー』の感想。
ゲームアーカイブスでプレイ。PSクラシックにも収録されている。
ルールは単純で分かりやすいけど奥深い。
なにかの合間でやれる手軽さと夢中になれる中毒性があり、携帯ゲーム機との相性がいい。
最初のほうは回復カプセルが取りやすいので、1回では削れない×ブロックもどんどん削っていいから迷いなく進む。
とにかく真上が安全なら安心して掘り進められるから、上が一時の安全なのか、ずっと安全なのか、何色が残っているのかを意識してつぶれない天井を作る というのが個人的なコツ。
色ブロックが連鎖して消えたりするのは普通のパズルゲームならねらうけど、ドリラーでは連鎖が起こらない方が不慮の事故を防げたりする。
それでも連鎖は避けられないので、真上を意識する必要がある。
理詰めじゃなく、反射神経で落ちるブロックを避けることもできる。
上下左右掘れるから、どこから掘るか、どう避けるか、下に進むにつれて増えるエアーの消費に合わせて回復カプセルをとるか一気に進むか、瞬時の判断力を試されるのがとても楽しい。
詰んでわたわたと慌てるのもまた一興。
同じ展開になりにくい一期一会のプレイになるあたりは、不思議なダンジョンに通じる面白さもある。
印象深かったのは、残機を増やしても記録にのこる所。
後の2やエースでは救済措置になる代わりに記録されなくなってしまったので・・・。
自分なりに努力したことがなにかしら認められるというのはただそれだけでうれしい。
遊べるモードが少なめなので、目標を達成するとあとは自分との戦いになるところは唯一気になるかも。
まあ、1作目なので十分かなとも思う。後のシリーズ知っていてもハマったのは間違いない。
あと、何気にBGMがいい。
ゲームモードはシンプルながら、初代ならではの魅力がある作品。
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