ゼノブレイド ディフィニティブ エディション(Switch)の感想、レビュー

Switch

2010年にWiiで発売されたRPG『ゼノブレイド』がSwitchに最適化され、本編後の物語が描かれる追加要素も収録された『ゼノブレイドDE』の感想。

2はプレイしたけれど、1は未プレイ。

そんな感じで始めた。

物語

かつて機神と巨神の戦いがあった世界で、自分の住む場所が突如機神兵に襲われ平穏な日々は崩れ去り、少し先の未来を視ることのできる未来視が可能になる特殊な剣、モナドに選ばれた主人公シュルクの冒険が始まる。

敵との対峙 が流れる熱い展開がグッとくる。

そんなヤマ場が一度や二度じゃない所がまたいい。

巨神と機神にまつわる物語は徐々に壮大さを増して加速していき、神から解き放たれ未来をこの手につかむようなエンディングまで夢中でプレイできた

連続する熱い展開には心がゆさぶられた。

戦闘

シームレスフリーカメラオートアタックによる戦闘。

アーツや仲間との連携を意識して戦う。

これがクセになる感じ。

振動とダメージ表記で、効果的だった時には分かりやすく教えてくれるのがすごくいい。

確かな手ごたえのようなものを感じる。

崩し→転倒→気絶 という状態があり、仲間との連携で狙いやすいのも気持ちよさを後押し。

シュルクの技が崩しから入れやすいし、仲間も崩れた時ちゃんと転倒の技を狙ってくれたりする。

蘇生にも使えるパーティーゲージがMAXまで溜まった時に使えるチェインアタックなら自分の思った通りの技の組み立ても可能。

タイミングよくボタンを押す機会があるのもいい刺激に。

ターゲットしてから不意打ちのバックスラッシュもとても気持ちよかったりするから、なんかやめられない。

他にも下のコマンドの所で!マークが表示され、技が効果的に当たる位置関係やタイミングを教えてくれるのも地味にうれしい。

未来視は戦闘中も発動し、致命打になりそうな敵の攻撃などを教えてくれる。

その後の行動によってそれを回避できるのも秀逸で、振動も手伝って戦闘をさばく手応えが感じられ中々楽しい。

フィールド

広大で美しく、探索が楽しい。

モンスターは襲ってくるものばかりでなく、環境に息づいている。

ユニークモンスターという、通常のモンスターとは異なる異名のついたヤツもいて刺激的。

多くの場合ドキドキする場面なんだけれど、BGMの名を冠する者たちは超熱い

レベル差あるヤツが平然といることもあるので、倒せそうになければ視界に入らないようにしたり、割り切ってすたこら逃げるのも戦略のひとつ。

再開は直前のランドマークからで、2でも感じたけどストレスはない

アイテム交換やクエストに使えるアイテムも散りばめられているので、探索したくなるつくり。

初めて行く場所がロケーションやランドマークとして登録されるのも踏破感があっていい。

経験値も追加されるし、ランドマーク発見でファストトラベルもできるようになるというように、プレイヤーにとってプラスになるので、ムダにならないというか、探し甲斐もある。

巨神脚というかガウル平原にたどり着いた時、BGMが切り替わり、思いっきり視界というか世界がこれでもかとばーっと広がっていく感じは鳥肌ものだった。

プレイ出来てよかった・・・とそう感じる瞬間だったのは間違いない。

グラフィック

イベントシーンの表情や演出、カメラワークからは古さを感じない。

今の所携帯モードでもそんなに不便は感じてないけど、2同様TVモードの方が美しさは映えるかも。

クエスト

任意で受けられ、たくさんある。

未クリアでもデメリットはないので、一通りとりあえず受けとくっていうのもあり。

こなすと少しずつ関係が深まっていき、評判が上がっていくのがいい。

行ったことある場所なら!マークで目標のものや倒すべき敵を目視できるのはありがたい。

こなせばお金やアイテムをもらえたり、経験値を得ることができるものも。

やって損はないと思わせてくれる。

気になる所

お気に入りの見た目衣装をもう少しだけ気軽に出したりできたらなあと、組み合わせ直すのに手間を感じたかも。その位。

成長要素

アーツは何を伸ばすか迷わせてくれる

シュルクはバックスラッシュ、エアスラッシュ、スリットエッジ

ラインはワイルドダウン、ボーンアッパー、ウォースイング

カルナはヒールバレット、シールドバレット、サンダーバレット

ダンバンは疾風剣、明鏡止水、桜花絢爛

メリアはサモン・ボルト、サモニングコピー

リキはガンバルも、ユウキだも、ドクドクだも

あたりを集中的に育ててみた。

これは戦闘のスタンスによって個性が出る所かも。

スキルもじわりと大事に。

SPはなかなか貯めにくいが、上級者設定でレベルを調節しテフラ洞窟でくもを倒しまくるので10ずつ(チェインアタックなら20)稼げたのが助かった。

他の人のスキルを装備できるスキルリンクも奥深い。

キズナが深まった状態でスキルリンクを意識するようになると、習得する本人よりぴったりハマる組み合わせを見つけるのに夢中に。

ちょっとした情報

普段クエストとかってそこまでやらないで進めてしまうんだけれど、シュルクのスキルラインの弱気が気になって8章から真剣にクエストに取り組んだ。

そしたら関係の広がりとか面白さに気づけた。

弱気に必要なクエストはコロニー9の評判☆4になってもなかなか現れなくて。

もう出ないよって言いたくなる位クエストをこなしたり、キズナグラム確認して生活時間を把握しながら(ふとラジアータストーリーズを思い出したり)移動中も含め細かく人に話しかけることでようやく解放できた。

確かに☆4の間ではあるんだけど、4になった直後は無理みたいで厳密にはもうちょっと数値があったように思う。

ジェムクラフトは後半になって面白さが分かった。

特に自分の場合キズナが高かったシュルクとラインの組み合わせが気持ちよくて。

ヒートすればランクが上がるし、メガヒートすれば分裂するのがうれしく、狙わない手はない。

選べるメンバーも充実してきて、こんなに楽しいとは思わなかった。

タイムアタックもあり、クリアすると見た目が変わる装備を入手でき、これもやりがいある。

まとめ

Wii版は未プレイだがプレイのしやすさを感じつつ物語に引きこまれ、10年前の作品とは思えないRPGの楽しさを提供してくれる内容の濃い作品。

ずぼずぼハマれるところがどこかにあり、時間が溶けていった

以前から気になっていた作品をこうしてDEとしてプレイ出来てうれしく思う。

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