2023年11月2日スクエニより発売。PS版は98年発売。スターオーシャンセカンドストーリー、セカンドエヴォリューションのリメイク版。(ぜんぶプレイ済みです)
よきところなど
ボイス
ストーリーの主となる会話文のすべてにオリジナル版(2SEも)の声優さんのボイスがあてられている。
PS版ではしょうじきなところちょっと長くかんじた文章も、ボイスつきだと感情が伝わり味わい深く。
1リメイクもそうだったが、PS版の声優さんというのも個人的にポイントが高く、うえださんや久川さんのクロードやレナが息づいている。
プライベートアクションにもボイスつきなので、必聴。
グラフィック
きめこまやかにうごく2Dドットのキャラと、3Dの風景がぜつみょうにあわさって、昔やったひとも新鮮さを感じることができると思う。手触りが軽く、重たく感じないのもよき。
これがあたりまえに提供されていることに感謝しかない。
戦闘
リアルタイムアクション系。
自由にうごかせて、だまってたらやられるアクション性ある戦闘が楽しめる。
声優さんのボイス、桜庭さんの熱くかっこいい通常戦闘曲などテンションのあがるつくり。
スキルもあり、確率発動で戦闘をサポートしてくれる。
連続発動のきもちよさは、なかなか。
ただこのゲーム、ドラクエなどのようにバランスがすぐれているというよりは、急に強い敵にあっけなくやられるようなシチュエーションがおおい。
が、死にゲーをほうふつとさせるリトライのしやすさ(すぐメニュー画面となり、装備などいろいろみなおせる)で、オリジナル版より緩和された印象もうける。
オリジナル版ではそこまで意味を感じなかった隊列にも付加価値がくわわっている。
戦闘をつうじボーナスゲージ(たぶん気づいたらかってにたまってる)をMAXにすることで、経験値量アップ、属性攻撃の耐性を無効化、状態異常防止など、かなりプレイヤー側に主導権もたせてくれてるので、もし見てないかたいたら見直すのもいいかも。
ブレイク
リメイクの戦闘でかかせないのが¨ブレイク¨の存在。
敵のHPとともに、ブレイクゲージが存在し、それをけずりきるとブレイク状態となり、相手の動きがとまり一定時間ダメージを与えやすくなる。
これ、リーダーエネミーを先に倒したり、位置関係によってブレイクが¨チェイン¨(つながる)するのが超絶きもちいい。
ふつうならひときわ大きい敵なんてやっかいで避けたくなるものだが、今作はいどみたくなる。
チキンハートなわたしを好戦的にさせてくれるシステム。すごすぎ。
エンカウント
オリジナル版はランダムエンカウントで、しょうじきものすごく体感エンカウント率が高かった印象なのだけど、リメイクではシンボルエンカウントにすることでそのわずらわしさを解決している。
自分らよりレベル高めの敵は積極的だし、こちらがレベル上回ったらあまりぐいぐいこないので、避けたりこちらから能動的にいどんだりが可能に。
えらい。
アイテムクリエイション
このゲームたっっっっっくさんの、膨大な量のアイテムがあり、スキルレベルをあげて自分でも作ることが可能。
この要素は、バランスブレイク、シーケンスブレイクもふくんでおり、とても奥深い。
わるさ(笑)
このゲーム、導線のみちびきのあるRPGなんだけど、歩む過程の自由度が高すぎていろいろ¨わるさ¨ができる。
現実じゃはばかられるずるいこともゲームの中では自由にやれる。
このバランス感覚は当時からすばらしかったが、リメイクでも健在、いやそれ以上になっている。
ピックポケット(盗み)がしやすくなり、回数を復活させるアイテムも(わるさを推奨している、いいぞもっとやれ状態)
ほかには、玉手箱からマーヴェルソード(必中効果)をひきあてたり
ぎぞうくんしょうを量産しレベル99まで楽にレベル上げたり
エターナルスフィア(クロードの終盤的武器)をラクール武具大会の直後につくったり(ファクターもねばるとお化けになる。わたしは何時間かねばりMP吸収をえられた。やばい ※ブレイクのスクショ参照)
装備のファクターについては情報がたりない部分もあるが、アトラスリングでたまたま引いた威圧(ブレイクにした時どれかのパラメーターに下降がかかる)がよきと感じた。
あと上記のMP吸収、HP吸収はブラッディ装備をIC(アイテムクリエイション)すると・・これもやばい。
あと、とくにわるくないけど、水辺でつりができるように。魚にはコレクション要素があり、売ったらお金になるものもあるため、やっておいてもそんはない。
むずかしくなく、ビックリマーク、振動のいちばんおおきいタイミングでボタンをおすだけなのもポイントたかい。
べんり機能
すこし進めると¨ファストトラベル¨が解禁。遠くの大陸にいってようが一瞬でもどることができる。
またマップ画面でプライベートアクション(時限のもふくめ)、みてないサブイベントもひとめでわかるようになっており、細部までいたれりつくせり。
こんなスターオーシャンセカンドができる日がくるとは・・想像もしてなかった。
ストーリー
自由度のことばかりいったが、お話も先が気になるつくり。
ダブルヒーローシステムとなっており、クロード、レナからえらぶ形。片側からしか見られない部分も。
クロードは序盤フェイズガンがつかえて(大好き)、レナはディアスがゆいいつ仲間になる(ディアス大好きなので、クロード編で仲間にならないのくやしい)。
会話は長めだったりじれることもあるかもだが、やはり声優さんのボイスの存在感がおおきい。
音楽
桜庭統さんによる壮大さ、かっこよさを感じさせるBGM、めちゃくちゃよき。
戦闘はもちろん、癒し系の曲も聴きどころ。
リアレンジされたバージョンと、オリジナルバージョンからいつでも選択できるのもよき
きになるところ
熟練度が廃止に。
技の使用回数を重ねるとエフェクトやボイスがかわる要素があったが、BPをふりわけ決まった回数を成長させる方式に。
ここは人により個性があらわれるところというか、ずるいことたくさんできるこのゲームの中でもやりこんだ証みたいな印象があったので、時短的な時代の流れではあるが、ちょっとだけさびしい。
まとめ
なつかしいだけじゃない、手をくわえた部分がアッパーな調整になってるのもあり、PSオリジナル版の思い出補正をおおきく、めちゃくちゃおおきく超えてきたすごい作品。
すでにPSPで一度リメイクされてるのもあり、さらに遊びやすく。
今までリメイクっていうとスーファミ版ドラクエ3が個人的にいちおしだったが、スターオーシャン2Rとこれからはいうと思う。
作品の物語のつながりは雰囲気程度なので、今作から手をだしてもだいじょうぶ。
星の海の旅は、すごく楽しいぞ。
Switch、PS5、PS4でプレイできる(ダウンロード版もあるよ)。
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