オリジナルはPSで2000年、3DS版は2013年発売。
ドラクエ7を3DSのダウンロード版で遊んでいる感想をのこす。
なにをいまさら・・と思いきや、これがめちゃくちゃ楽しい。
面白いところ、特徴など
最初の戦闘まで、PS版やった時は8時間ちかくかかったのが、1時間程度ですすむ。
テンポ感はかなりアップ。ほかにも謎解きなどがPS版よりすこし緩和されてるところがある。
下画面にはマップも表示されるので、迷いはかなり軽減されてると思う。
全編3D表現になっているが違和感はなく、
戦闘では鳥山モンスターの活き活きした姿がみられる。
主人公たちの姿もみられるのも、うれしい。
ガボはオオカミと一緒にたたかってたんだな、とか、マリベルはフィールドではアラレちゃん走りだったんだな とか(鳥山先生へのリスペクトを感じる)発見も。
物語は、ひとつの大陸しかない世界で、封じられた世界へ行き、石板を手に入れうしなわれた大陸をとりもどしていく。
石板、大陸によりいろんなお話、人間模様が展開。
スッキリ とはいかないビターな味わいも。
魔王がシリーズの中でもいちばん世界を支配するのに近づいたんじゃないかな・・と。
人と、人との関係にとどまらない人間愛が描かれるのが、ドラクエ7の魅力だと思う。
ああ、ひとつだけ大事なことを。キーファには種をつかってはいけない。これは約束。
石板は視点をぐるりとさせたりしないとわかりづらいような所にあったりもするため、PS版ではずいぶん苦労したものだが、3DS版には「石板レーダー」があり、石板のある所で光って教えてくれる。
これにはかなり助けられてる印象。
転職
ダーマ神殿まではバランス的に、意識してレベルあげたりしないとちょっときついかも・・って場面はあった。(ダーマ神殿の大陸にはカジノのラッキーパネルがあり、ねばればその時点では破格の装備をてにいれたり、売れば大金が得られたりはする)
が、なんといっても今作は職業システムが楽しい。
人は、誰にでもなれる。そう、モンスターにも。
一般職以外に、心を一つ消費して就くことのできるモンスター職がある。
今作は下級職で習得した特技・呪文は転職してもひきつぐが、上級職、最上級職で習得したものはひきつがない形になっている。
でもモンスター職で習得したものはどれになってもひきつぐことが可能。
なのでモンスター職の重要度が増している。
職歴による技習得などはなくなり、わかりやすく。
ちなみに・・わたしは22年ほど前は熟練度システムがいやで仕方なかった。
職業をマスターするため余計な戦いをするなんて、めんどう!と感じた未熟者だった。
そんなだったけど時は経ち、今はそういう作業が好きに。
やれば確実に積み重ねが活きる、成長できる からかなって思う。
現実では努力がかならず実るとはかぎらない面があると個人的に感じるので・・ドラクエはわかりやすい確かな成長の数値化、そこが魅力のひとつかなと思っている。
ゲームのプレイスタイルは年齢をかさねると変化することもある という話。
まとまりなくてごめん。
おすすめ職業 個人的使用感 など
武闘家
大正義、せいけんづきを習得する。
気合いため(ちからため)+バイキルト+敵の守備力が下がった状態 を組み合わせることで、時により1000ダメージ以上をたたきだすのは圧巻。
せいけんづきは敵の耐性により命中率に下降補正がかかるのには注意。その時は別の技をつかったほうがいいかも。
船乗り
職業マスターでおぼえるいなずまが消費0の全体攻撃で便利。
HP上昇補正も高めで、マリベルをこれにしておくと体力気にせずすむようになり助かった印象。
盗賊
戦闘終了後アイテムを盗むことがある。これがひじょうに有用。
職業レベルが高いほどいい。
ゴッドハンド
バトルマスターとパラディンからなれる最上級職。
ほとんどの物理技のほか、ザオリクといった回復も完備。
力補正の高さと、やはりアルテマソード。
敵の耐性などに関係なく500ダメージを手堅くあたえられる(メタル系にも)ので、強い。
強すぎて勇者をくっているような・・
天地雷鳴士
けんじゃとスーパースターからなれる最上級職。大変な道のりなだけあり、
ほとんどの呪文をカバーし、HPがけんじゃほど低くならないので名実ともに最強の魔法系職だと思う。
熟練度をかさねることで最終的にしょうひMPが半分くらいですむ。これはすごい。
ビッグバンとか、ふだんなら使うのためらうような技も気軽に。
勇者
上級職(最上級職ふくめてもよい)3つマスターの先にひらける職。
ドラクエ6から絶対の存在じゃなくなったのは印象深い。
能力値補正にマイナスがなく、ベホマズン、ギガデインあたりをつかえるのが利点。
マスターすると毎ターン終了時HPが50回復するのも勇者ならでは。(ややパンチ力ぶそくか・・?)
デスマシーン
マスターになると、状態異常などの耐性がすさまじい。
すごい安定感のある前衛になる。ジゴスパークも。
ローズバトラー
はなカワセミといどまじん(ラッキーパネルでねばれば手に入る)のマスターでなれる。
なによりマダンテ。これを覚えるってだけでも価値があると思う。
すれちがい石板
移民の町で、少し人があつまると、通信による石板のダウンロードやネット上の交換ができるようになる。
これで、プラチナキングのでてくる石板を配信してくれてる親切な方にめぐりあったりも。
ポケモンほど直接のやりとりはまったく必要なくつなぐだけので、敷居もひくめ。
バランスがくずれる恐れがあるので、そこが気になる方にはおすすめしないけれど、わたし個人としては緊張感を前借りする無双プレイがしたかったので、この要素にハマった。
めぐりあわせによってはシーケンスブレイクのようなこともできる・・かも。
ちなみに交換は一度やると24時間経たないとできないようになっている。
なお公式やタイアップで配信された石板は2022年8月現在、すべてダウンロード可能。
とてもありがたい。
所持できる数がそんなに多くないため、持ちすぎに注意。
ルーメン開放ででるモンスターパークのおじいさんまで意図的な石板減らしはできない。
モンスターパークといえば、自作石板もかなり便利で、これもバランスブレイクのおそれあるので誰にでもはすすめないが、熟練度のレベル限界がないので、弱いモンスターをなつかせリーダーやメンバーにして石板をつくれば、熟練度上げに困らないのはうれしい。
ほかにもくわしくは書かないが楽できたり最強を目指したり、可能性にみちている とだけ言っておく。
もらってばかりだった自分もあげる立場になれるのもうれしい。
もし広大なネットの海の中、ぐうぜんにもわたしとすれちがうようなことがあれば、どうぞよろしくお願いします。
音楽
すぎやまこういち氏の手がける曲の数々はやはりとても素晴らしい。
失われた世界(封印世界フィールド) と 血路を開け(通常戦闘曲) が印象深いと思っていたが、
やすらぎの地が流れるなか、メモリアリーフの修道院にあるリンダとペペの墓を見て、とめどなく涙があふれた。
わたしにとってドラクエ7を代表する曲は やすらぎの地 だったんだと、数十年かけて気づいた。
気になる所
特技、呪文の詳細な効果を、つよさの項目では確認できないとこ・・かなあ。戦闘中いがいでも確認できるとありがたいのになと思った。
まとめ
良リメイク。そういっていいのでは と。
未プレイ者にもおすすめだし、既プレイ者でもあらたな発見がある そういう作品かなと思う。
ドラクエはスキルポイント中心のシステム周りになってひさしいけど、職業システム・・はまるよ。
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