2008年、PS3で発売された戦略シミュレーションRPGの『戦場のヴァルキュリア』をニンテンドーeショップでダウンロードできるSwitch版でプレイした感想。
まさかこれだけの作品を携帯できる日がくるとは・・と感慨深くなった。
携帯モードでやっているが、今の所、問題は特に感じないでプレイできてる。
発売当時PS3でプレイしたものの、精神的に余裕がなく、クリアせず手放してしまったのをもったいないと思っていた作品。
グラフィック
まるで高品質なアニメ作品を観ているような気持ちになる。
描かれるキャラたちが雰囲気のある世界で活き活きしている。
あたたかみのある水彩チックな表現がとてもいい。
物語
架空の1935年ヨーロッパが舞台。
第二次ヨーロッパ大戦の連邦軍と帝国軍の戦い。
あたたかいグラフィックではあるが、描かれるのは生々しい戦争なので、そのギャップも面白い所。
自然が好きな主人公のウェルキンや、ヒロインのアリシアをはじめ、個性伝わりまくりの第七小隊のキャラもエピソードが丁寧に描かれるのでいつの間にやら好きになってる。
次第にタイトルにもあるヴァルキュリアの存在も明らかになっていく。
戦闘
自軍と敵のターンが交互に来て、CPを使って好きなキャラを選択し戦場を駆け抜ける。
行動ゲージを消費しながら移動し、射程距離に入ったら狙いをつけて銃などで攻撃。
連続で1つのキャラを行動させすぎると行動ゲージが下がっていくので、まんべんなく動かすのがよさそう(これも状況によるが)
ある程度近づくと頭を狙うこともでき、倒すのに必要な弾数が下がってうれしい。
土嚢があり、そこでかがむとこちらが致命的なダメージを受けずに済む。
土嚢や物陰など待機するときは無防備にならないようにしたい。
兵科がありそれぞれ得意とする部分がある。
偵察兵 は行動ゲージが高いので、移動範囲が広い。
突撃兵 は行動ゲージ低いが、攻撃力防御力が高く戦闘にはかなり強い。
戦車兵 は戦車に有効な武器を持っている。弱点部分狙えば一撃で破壊できる場合も。
支援兵 は戦車の修理ができる。
狙撃兵 は遠距離からスコープを使った狙撃ができる(あまり使ってない・・)。
戦車 は戦車同士か戦車兵しか大きいダメージを与えられない強力な兵器。後ろに弱点が露出しているのが特徴か。
オーダーといって、CPを消費して味方の能力を強化する指示も出せる。
拠点を制圧したら勝利 なのだけど、制圧するには相手の兵士を拠点から押し出すか、倒して敵兵士がいない状況にする必要がある。
戦車の榴弾が便利で、敵拠点や土嚢を一気に吹き飛ばせる。
一気に攻めるか、じっくり攻めるか考えさせられる戦略性がある。
仲間にはポテンシャルがあり、能力が高まるものから、場所や人の相性によって能力が下がったりするものもあるので、戦場に合った仲間の活用に頭を使うのも楽しい。
遊撃戦闘(いつでも行えるフリー戦闘)で経験値とお金が得られ、訓練開発で装備を良くしたり経験値を消費して兵科のレベル(一人ずつでなく兵科の人まとめて上がる)を上げられるRPG要素もあるので、苦戦したら遊撃戦闘と訓練にはげむのもあり。
気になる所
いざプレイすると難易度はやや高めかも。でも楽しいのも確か。
アニメ表現が苦手な人もいるかも。まあこれは好みの範疇かなと。
まとめ
とても良質なグラフィックのアニメを観るような感覚で、牧歌的な雰囲気を味わいつつ戦争を体験する物語の楽しさ、戦略性の高い戦闘、RPG的な育成も堪能できる、質の高い作品。
ニンテンドーeショップでダウンロードできる他、PS4でもプレイできる。
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