色んなロボットが集結する夢のシミュレーションゲーム、『スパロボT』スイッチ版の感想。
携帯モードオンリーでやっているけどかなり快適で、ちょっとずつプレイできる今作にぴったり。
魔法騎士レイアースとカウボーイビバップの参戦は驚いたけど、違和感なく馴染んでるのはさすがスパロボ。
システム面の快適さ
ロード、セーブがめっちゃ早い。ストレスのなさが印象的。シリーズの積み重ねが活きてる。
チュートリアルが充実してる。困ったり分からなかったら-ボタン。
スキル習得はツリー式じゃなく好きなのを習得できるように。自由さが増した。
原作アニメーションが使われているのもうれしい。ガオガイガーの合体アニメーションは今見てもいいものだった。
サブオーダーは前作までは選べなかった出撃した人も選べるようになってる。撃墜数は少し楽になる。
今回スペシャルオーダーというのがある。一人分だけ普段の撃墜数2じゃなく、スペシャルの時は10上がる といった具合。他にはエースパイロット10人とか、全能力値の合計が1300以上とかで出たりした。
出現した時やらない手はない。
オリジナル主人公たち
物語は会話が楽しめてる。堅実でいながらポジティブさも見えるサラリーマン サイゾウと新人ラミィのやり取りがイイ感じ。
搭乗者は2人なんだけど、戦闘しないメンバーも間接的に戦闘シーンに登場する企業のロボットということで、主人公機ティラネードが思ったよりもにぎやか。
射程の長さと援護適正が魅力。ラミィの精神コマンドも勝手がいい。どのルートにも行くし、武装も追加されて強力になっていくので改造の優先順位は高め。
おすすめ機体 序盤
初参戦のカウボーイビバップのソードフィッシュⅡの戦闘が動き細やかで、BGMも相まってカッコいい。OP映像が思い出されるような技、ビバップ・フォーメーションⅡは必見。スパロボでおしゃれさを感じるのは新鮮だった。性能としては、小さくて運動性が高くバリバリ回避しながら反撃してくれる。削り役にぴったり。敵の援護攻撃には一応気をつける。
ひさびさのゴッドガンダムも攻撃能力が高くて強い。気力上げる強化パーツつければすぐ活躍できる。ガンダムファイトがくるとは、描かれ方に意表をつかれた。時間はかかったけど明鏡止水と石破天驚拳でいよいよ本気モードに。勢いが増して止められなくなる。
おすすめ機体 中盤
彗星のごとく現れた初参戦のアーハンも印象的。後継機があまり間をおかず登場するのもポイント。小さくて避けながら反撃し相手に手痛い傷を負わせるリアル系の代名詞のようなスキのない活躍を見せる。弾数少な目なのが気になるためBセーブ必須。
ニューアーハンになってからは元々性能が高いので強化パーツをクリティカル偏重にしたらめっちゃ気持ちよかった。カットインは気合が伝わる。スパロボあるあるだけど、未視聴だったので原作を観たくなった。
色んな人の夢をのせた主人公機の後継機がついに登場。やっぱこれがないと。夢はひとつじゃなくて、大きな夢を背負った戦いだったのだと気づく展開もよかった。不死身のサラリーマンはしっくりくる。MAP兵器が搭載されたのがうれしい。ヒット&アウェイを習得させるとより使いやすくなった。
ラミィの秘密も明らかになり株を上げたなあと思った所に、この際思い切って~からのラミィ渾身のひとことに対するサイゾウの反応に仲間と共にあきれる。ですよねー。残念だけどそれがいい。
攻略上、個人的に気を付けた方がいいと思ったポイントとしては、相手の攻撃で行動不能になるのがやっかいだったので、避けないスーパー系を中心に「精神耐性」を習得させとくのがおすすめ。これがあるだけで少し楽になったんじゃないかなと振り返る。
おすすめ機体 終盤
終盤になって大活躍してるのが、ヴァンのダン・オブ・サーズデイ。エースボーナスで反撃に関しては右に出る者のいない鬼になる。
必要気力170なので気力限界突破とか気力系きちっと揃えてあげる必要はある。が、オーバーフロウやYll、アタッカーも合わさって発動すれば返しの刃がぶっ刺さる。
ザコ相手とはいえ反撃の熱血なしで2万近いダメージを叩き出したのには目を疑った。
しぶといし、ボス相手にも魂+Exアクション→反撃はすさまじい。序盤からいたのに使ってこなかったけど、こんなに躍動するとは思わなかった。自分の先見のなさにチェスト。
反撃を重視するあまりタイミング次第で敵のターンで増援を呼び込んでしまうこともあるので、そこだけ気を付ける必要がある。ゲームオーバーを避けるためにもなるべく増援は自ターンの方がいい。
とにかく改造したいと思える魅力的な機体が多かった。今作は強いスーパー系が多い気がする。それぞれに個性、強みがある感じ。
最終盤は真ゲッタードラゴンが活躍。覚醒とサポートの海よりも深くで、相手ボス並みに連続行動し強烈なダメージを与え続ける。これが強かった。
気になったところ
しいて気になった部分を上げると、あまり変わらないと感じた会話画面に新しさがほしいかも。イラストの演出は見ていて楽しかった。
シークレットシナリオでスパロボXの主人公、アマリの声が人工知能になる現象があったが、アップデートで修正されている。
まとめ
戦士でもなければヒーローでもない、そんなサラリーマンという立ち位置の静かな熱さを秘めた物語を堪能できた。
最後にラブコメの波動を感じる?ちょっとした選択肢にもニヤリ。
プレイヤー側で色んな戦略を取れて、個性的な敵と戦える・・ふところの深いスパロボの楽しさを実感。
攻略以外のストレスとは無縁のつくりに自然と夢中になってプレイできた作品。
アップデート
5月23日のアップデートVer.1.03で細かな要素が追加。
・スーパーエキスパートモード
難易度がハードで固定。更に敵の改造度、撃墜数が高くなっているエキスパートをクリアした人向けのモード。
・スーパーエース
撃墜数300以上でグレートエースからスーパーエースに。具体的な数字や効果は300以上になった時点で出るメッセージでしか確認できてないけど、エースボーナスの効果が上がっている。
・上限が増えた
スキルレベル上限にEXが登場。見切りならL3が命中回避率+15%だが、EXなら+25%という具合。他にEXを確認できたものとしては、Eセーブ、Bセーブ、ガード、闘争心、気力限界突破、アタッカー、ダッシュ、SP回復、ExCボーナス。
パイロット能力はこれまでの400から999まで上げられるように。
機体は20段階まで改造可能に。
これは確認できてないけど、パイロットレベルが最大99から200になっている。
またやりはじめてみようかなと思わせてくれるアップデートだった。
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