人気RPGのアトリエより、ソフィー、フィリス、リディ&スールの不思議シリーズが装い新たに現行機で再登場。そのうちの『ソフィーのアトリエ DX』の感想。
以前、Vita版をプレイしたことがある。
ロードなど早くなってる感じするし、携帯モードでプレイしてても違和感はほとんどなく快適な印象。
面白い所、特徴など
イラストから抜け出たかのようなグラフィック
NOCOさんとゆーげんさんのキャラデザインがそのまま飛び出してきたくらいの質の高さを感じられる。
魅力的なキャラクターたちの織り成す物語
本がしゃべったあああ!!と不思議な本のプラフタと主人公の錬金術師ソフィーとの掛け合いをはじめ、魅力あるキャラたちとの日常に癒される。
登場人物の多いRPG作品だと、このキャラクターはあまり好きじゃないかも・・とかちょっと使わない みたいなキャラが出てきそうなもの。
けれど、ソフィーでは嫌なキャラクターがおらず、パーティーメンバーみんな好きになる(あくまで個人的な意見)。
今作ではメインストーリーに期限がない(任意で受けられる依頼には期限がある)ので、自分のペースでキャラとの親交を深めたり、どんどん進めていくのも自由。
そんなマイペースで楽しめる所もソフィーの大きな魅力。
奥深い錬金術
錬金術は素材をもちいて新たなアイテムを生み出したりできる。
ソフィーでは錬金にパネルを当てはめるパズル調合があり、これがまた楽しく気持ちよさもアップ。
素材の回転、配置やサイズにより属性値の貯まり方、発現する能力が変わってくるので、凝ろうと思えばとことん凝ることもできる奥深さもある。
錬金釜によっては時間制限があったりするものも。
錬金術のレシピは本を読む以外に、自分の行動で閃く💡のもポイント。
もちろんヒントは出るので、いろいろやってみるのがいいかも。
戦闘
自分なりに工夫して生み出した道具のおひろめの場とも言える。
スタンスというのがあり、攻撃にしてるとサポートアタック(追加攻撃)などが出るようになり、防御にしてるとサポートガード(代わりに防御)などが出るようになる。
状況に応じた切り替えが大事。
スキルは各キャラクターの個性がばっちり出てるので必見。
チェインリンクゲージが一定以上たまると強力な技になる。
個人的なキャラ使用感など
レベル20が限界だが、それ以降も経験値は入り一定以上になるとポイントが入るようになっていて、それで能力値を底上げしたり今あるスキルを強化、また新たなスキルを習得させられてこれも奥深い。何を優先して覚えるか個性がでるところかもしれない。
ソフィー
主人公。色んな人と関わるけれど、どのイベント見ても好感がもてる素敵なキャラ。
戦闘では作ったアイテムを中心に活躍。
一撃必殺の特性をもったクラフトなどを作れるようになればかなり気持ちよく戦える。
確殺できないボスとか普通の敵以外を相手する用に攻撃アイテムを別に用意しておくと安心。
すごい材料に生長?まで発現させたより良い素材を発見できるようになる万能促進剤もあるとたすかる。
探索装備という、探索が便利になるアイテムを装備できる。
採取レベル上がりやすくなる波乱の印を備えた勝者のお守り、移動のLP消費がなくなるマナフェザー、採取数が増える摘み取り軍手、アイテム持てる数が増える特性バックパックは欠かせない。
レベル20でぐるこん1級を覚えたらアイテム中心だけでなく、通常攻撃も戦士キャラに負けないくらい強くなり頼もしさが倍増するので、武器もしっかり用意しておくのが吉。
オスカー
植物の声が聞ける青年。
大回転シャベルは防御を減らせるし、天空シャベル落としで相手をブレイクにしやすい感じするのでよく使ってる。
MPはちょっと低め。
コルネリア
装備中のアイテムを使用回数消費せず使える複写錬金や、敵へのアイテム効果が上がる無差別級キックを使うこと多い感じ。
複写錬金は消費MPが高めなので武器やアクセサリーで消費MPを軽減すると抜群に使い勝手がよくなるかも。
疾風で最速でアイテムを使うこともできる。
眠そうな表情がお気に入り。
レオン
相手のレベルを下げるヘブンローズや、攻撃力を下げるバルキリーレイドなどかなり使いやすい技がそろう。最後まで一線級な印象。
ただの仕立て屋ではない・・。
モニカ
面倒見のいい友人の女の子。
お掃除してくれるあたりソフィーにおける妖精さんかも なんて。
能力的に特化する印象ではないけどアイテムとは違う回復スキルが個性かなと。
ハロル
気だるげだがここぞというところでは兄貴的な面をみせてくれて心つかまれる。
銃を使う。
銃にはロマンがつまってる。
といいつつトリックスローとかが使いやすいかも。
そこまで戦闘では使ってないけれど(ごめん)大好きなキャラ。
ジュリオ
勤勉な騎士。
とにかく堅い。
偉大なる壁とダメージ軽減、ブレイク耐性あたりで防御スタンスとれば全体攻撃以外は高い防御力で防いでくれる。
めっちゃ心強い。
フリッツ
人形師。
ブレイク値を加算させる活人剣、ブレイク中の敵にダメージが増加する刀剣戦術論が個性。
人形のことになると人が変わるのが面白い。
プラフタ
本だったのがソフィーの錬金術とみんなの協力で人形の身体を得て戦えるように。
アイテムの装備コストの数値が高く、ソフィーばりにアイテムを装備させられるため心強い。
神速の腕でたたみかけるように連続攻撃してくれるようになるので、クリティカル率上昇、強化、装備などで補正すると通常攻撃もけっこう強力だったり。
ドールメイクという、素材を選んで見た目と能力をカスタマイズできる要素もある。
見た目を重視するか上昇あるいは下降する能力を重視するか、思った以上に悩ましい。
彼女との関係性や掛け合いはソフィーのアトリエという作品を現す感じ。
音楽
音楽もとても質が高い。
特に戦闘曲の雲雀東風は個人的にシリーズで一番かもってくらい疾走感あふれるし、ドールメイクのうたは脱力するというか、とても癒される。
ファミ通特典や電撃PS特典のアレンジBGMパックが選べるのもうれしい。
気になる所
採取地のほんの一部で、処理が重たくなるというかカクつく所があった。
5月17日時点のVer.1.0.2へのアップデートで、カクつきがなくなった。これで心配無用。さらにハマれること間違いなし。
追加要素
元から高い完成度だったけど、追加要素も。
移動の高速化
ZR押しながら左スティックで走ることができるように。
採取ポイントなどを軽快に回れるため、あって便利。
戦闘演出の早送り
戦闘中Lスティック押し込みで、1.5倍、2倍速に演出を早送りできるように。
元からテンポは決して悪くないけど、さらに快適に。
フォトモード
Lスティック押し込みで、好きなキャラを選んで映える写真を撮れるフォトモードにいつでも切り替えられる。これもうれしい。
追加エピソード
おばあちゃんの服を直すことで錬金術師として成長するエピソードが追加されている。
服はめっちゃ魅力的だし、ステータス画面もちゃんと変わるのがいい。
とても心があたたまり、幸せな気持ちになれるのでDXプレイしてよかった・・・。
まとめ
世界を救わない、そんなRPGも良いなあ・・と心から思わせてくれる。
キャラを追いかけるも、メインストーリーを気にかけるも、奥深い調合を極めるも、自分なりのペースでぞんぶんに堪能できる作品。
Switchだけでなく、PS4でも遊べる。
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