99年ゲームボーイカラー対応で発売。
昔、コミックボンボンというマンガ雑誌を読んでいたのもあって大貝獣物語は知っていたが、本作の存在はお店で出会うまで知らなかった。
多くが土で埋まったダンジョンをつるはしひとつで掘り進めていく穴掘りRPG『ポヨンのダンジョンルーム』の感想。
面白い所、特徴など
無くならないつるはしでどんどん掘り進みダンジョンの構造を明らかにしていくゲーム性はやり応えある。
攻略の自由度がある。
いきなりハードなダンジョンも選択可能。
ただ、本作はアクションでもパズルでもなくRPGなので、腕がどうこうというよりまず能力がないと即やられてしまう。
なので、初めはせんにんの勧める順番で、グリーンからレッド、ブルー、ブラック、イエロー、ホワイトの順に攻略するのが無難か。
行き止まりを掘ってしまうとVPを消費するのでムダ掘りには一応気を付けながら。
能力強化
この作品一番のポイントだと思う。
地道に育てればいつでもMAXまで上げられる能力値。
レベルがなく、敵を倒すと手に入る石(ドラクエでいう種)で能力を強化。
進行状況に対する数値の制限がないので、上げたいだけ上げて自分は最初のダンジョンのボスを一撃で粉砕してしまった。
腕力は正義。
ダンジョンの最初には必ず強化の石を落としてくれるザコ敵がいるので、ダンジョンの出入りを繰り返し能力強化を図るのがおすすめ。
レリックグリーンならパグー みたいに。
こうげきが1~3上がるちからのいしを必ず落としてくれるので、まずはここから。
こうげきが440を超えたあたりからは、後半のダンジョンのレリックホワイトのカッチーを一撃で倒せるのでそちらを狙う。
こうげきが4~6上がるパワーストーンを確定で落とすので効率が飛躍的に上がる。
カッチーは掘った最初は眠ってるのもうれしい。
間違えて2度掘ってしまうと覚醒してボコられるので注意。
能力アップアイテムを確定で落とす ってのがポケモンやドラクエで成長させる楽しさに目覚めた自分にとって一番ハマった所。
戦闘は参加しないが、特定の能力の石を落としやすくする おともだち を連れていける。
ポヨンとセットのイメージあるバブやクピクピも連れられるのがいい。
ただ、ポットが仲間になると自分の場合ずっとポットになった。
というのも、所持できる召喚獣を増やせる上、掘ると手に入りやすくなるきりょくのいしで、行き止まりを掘った時に消費するVPが上がりやすい恩恵は大きく、外せなくなってた。
能力はこうげき、HP、すばやさが高いと進行しやすい印象。
徐々に、そして確実に強くなるので、緊張感をこれでもかと先取りしまくるプレイも快感で楽しかったりする。
戦闘
戦闘はポヨンとモンスターの一対一。
はずれやすいが威力の高いフルパワーアタック、受けるダメージを減らしながら攻撃できるガードアタック、ダンジョン内で出会えることもある召喚を駆使して乗り切る。
とはいえ能力さえ強化できてればパワープレイで押し切ってしまえるおおらかさは魅力。
最後に戦うボスは手強かったが。
かんさつで敵の能力やダメージが大きくなる部位、じゃくてんもあきらかになる。
じゃくてん以外にも足はやいヤツなら足にダメージ与えればスピードが下がったり、部位もまあまあ大事。
ちょっとした情報など
ポヨン、バブ、クピクピたち貝獣は今の時代にも通用する可愛さではないかと思う。
ロンゲソードは装備画面がロン毛になったり、まんじゅう持ってれば戦わなくてもスタンプくれるドラゴンがいたり、観察してるとちょびヒゲを自慢してくるモンスターがいたり、なんだか遊び心がある。
レリックレッドは掘った結果、俯瞰するとヒントの部屋に数字が存在するのが分かる。
ポットはレリックブルーの奥にいる。
レリックブランカ、つきのことばはつきのもずく。ほしのことばはいちばんだし。
フロア1の11階の上真ん中にはAで調べると他の壁とちがってるのが一か所あるので叩く。
ゲートの中にメッセージ床はパグーソウルで。
ラストダンジョンは今までの知識フル活用という感じでギミックも中々面白かった。
気になる所
すぐ荷物がいっぱいになってしまいやすい。
強化アイテムを使う時一個ずつなので、演出のテンポがちょっと気になるかも。
まとめ
進行状況とかで制限が特にないため、やればやっただけ間違いなく強くなっていくのがかなり快感。
RPGの能力強化が好きならハマること間違いなし。
ゲームボーイの隠れた名作。
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