P3、P3P、P4、P5のペルソナ使い達が一堂に会するにぎやかなお祭り感と、地図を埋めていくのが特徴な世界樹の迷宮のシステムがあわさったダンジョンRPG、『ペルソナQ2』の感想。
面白かった所
大所帯なのに個性が埋もれないクロスオーバー。
人生と映画が絡み合う物語を通じて、そんなことない とは決して言いきれないような、等身大の現代社会の葛藤に向き合う姿が描かれていた。じ~んとくる言葉もあった。
メインとなる話に豪華声優陣のボイスがついていて、先に進める動機になった。
メニューなどプレイヤーに入る情報の画面はペルソナっぽさが出ている。ボーカル入りのBGMも含めとてもおしゃれ。
戦闘のスピーディーなカットイン演出と、弱点をついての総攻撃は爽快。ボイスによる掛け合いもあってにぎやか。
総攻撃でフィニッシュすると、経験値にボーナスが入るため、いかに総攻撃にもってくか戦略を立てるのは楽しかった。
メインペルソナは変えられないが、いつでも変更できるサブペルソナがあるのでキャラ選択の幅が広い。
仲間も多いので誰を使おうか悩む。
サブの覚えるスキルはある程度自由に継承していけるので、理想のペルソナを作るべくペルソナ合体に夢中になった。
プレイ時間の多くはこの合体についてあれこれ考えを巡らせていたと思う。一番の時間泥棒だった。
メインは防御だけどオルギアモードというリスクとリターンの大きい技をもったアイギス。彼女をサブと補助技合わせて超火力アタッカーにするのが個人的にお気に入りのプレイスタイル。
千枝との二枚看板で運用。クリティカルとブーストで跳ね上がるダメージを見るのはかなり気持ちよかった。
他にも効果がのっかるブースタ系を集めるだけでダメージ量に違いがでたり、封じや連鎖など工夫し甲斐のあるスキルがいくつもある。
マッピングは100%にすると役立つアイテムや特殊なペルソナの合体方法を得られる。
めんどいよって人でもオートにすると線が自動で書かさるので自分で記入する所が程よくなる。
扉が開くところでメンバーから一言あるのもうれしい。
行き止まりでも特別上映に繋がるイベントがあったり、地図を埋めたくなる工夫がされていた。
QRコードで他のプレイヤーのペルソナを呼ぶことができ、あきらめずに続けるモチベーションにもなった。
気になった所
序盤のSPの少なさは気になった。
弱点をつくとブースト状態になり消費を0にできるとはいえ、敵が強めの感触なのですぐ使い切ってしまい、イージーでも攻略に難度の高さを感じた。
特にボス戦は強敵で、からめ手もあるとはいえとっかかりとなる序盤が最大の壁。後半になればなるほど色々な方法が取れるようになるので惜しいと感じた。
仲間の参戦タイミングについて、好きなキャラが遅めだと気になるかもしれない。
出番少ないかな?と思ってもサブクエスト的な特別上映でフォローはあるし、成長の香というアイテムでレベル上げは簡単に補うことができる。
最序盤からいるキャラでお気に入りを一人つくっておくのがいいかも(自分はP5主人公)。
ダンジョン探索は地道な作業の積み重ねになるので、物語を重視する自分のようなプレイヤーは進行のテンポにむずむずするかもしれない。
歯ごたえのあるバランスなので、気軽に触れたいという人には重たく感じられることはあるかも。
まとめ
ペルソナは知っていて新世界樹で挫折した経験のある自分のようなプレイヤーでも入り込みやすく、新しい経験をさせてくれた。
じっくり腰を据えて向き合う気があるのなら、それにこたえてくれる作品。
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