エクスペリエンスの3DダンジョンRPG『黄泉ヲ裂ク華』の感想。
携帯モードで気軽にできるSwitch版でプレイ。
パッケージ版は今はめずらしくなったマニュアルが付いてるのがいい。
物語
1979年の日本を題材にした独特な設定。
エネルギー資源をもたらした黄泉が特需景気を生み、黄泉に広がる迷宮にもぐる地下探工士で街がにぎわった。
中小零細企業のカサンドラ社に舞いこんだ仕事は手付かずの資源が眠る新工区の採掘。
ところが・・・という導入。
ダンジョンの存在が違和感なく溶け込んでいて、メインの話は先が気になるつくり。
グラフィック
なんとなく不気味な感じを伝えてくれる。
スーツに刀 とか、学ランに鎧盾、婦警さんに弓 みたいなリアル寄りというか存在感あるキャラ絵もありそうでなかった所を突かれて魅力を放つ。
モンスターには動きもある。
キャラメイク
6人編成で、それぞれ個性のある6つの経歴、前衛から後衛まである8つの職業から選択し、パーティーをつくる。
いろいろ想像力がかきたてられる感じ。
特記事項を編集できるのが地味に面白い。
自分なりの設定をここに持ちこんでみるのもアリ。
デフォルトで名前があるのは迷わず作りやすくてよかった。
特色ある職能を強化していく要素も。
アイテム必要みたいだが上級職への昇進もある。
参考までに、防術工、闘術工、戦術工、猟術工、魔術工、聖術工 という無難すぎるセレクトでやってみている。
安定はしてると思う。
ダンジョン攻略
広大な黄泉の工区をマッピングし、敵と戦いながら探索していく。
オートマッピングなのでとっつきやすい。
トビラの花で、ダンジョンの特定の箇所の壁に扉をつくることができる。
マモノの花で、敵と遭遇するポイントをつくることも。
これにより稼ぎプレイが簡単にできる。
スタート地点である拠点に戻ると敵と遭遇するシンボルを復活させられる。
拠点からわりとすぐに隠し穴といって、通常進む採掘層より強い怪物が出てくる所がある。
そこでマモノの花を使っておけば、スタート地点に戻り回復しながら良いアイテムや経験値を得られる稼ぎが比較的簡単に行える。
もうこれだけでもずっとやってられる。
今作の面白いポイントの一つと思う。
戦闘
行動を入力するターン制バトル。
高速戦闘もあり、プレイ感覚は快適。
高速にしてなくてもA長押しで高速になるので安心。
スイッチブースト
戦闘中選択できる一時的なパワーアップ。
4種類の効果があり、持続時間は1ターン。
【超電スイッチ】
→職能を強化する。習得している職能のレベル+1の効果の他、消費MPが0に。
【耐電スイッチ】
→防御を強化する。受けるダメージ半減の他、状態異常を防ぎ、ターン終了時HPが10%回復。
【神電スイッチ】
→速さと運を強化する。命中・回避が+50%。敵より必ず早く行動できる。神電中に勝利できれば経験値とアルゲンが増加し、獲得できる宝箱も1個増える。
【充電スイッチ】
→効果終了したスイッチを充電し再度押せるようになるスイッチ。
効果が1ターンという以外デメリットがなく、スイッチブーストは黄泉ヲ裂ク華ならではの楽しさだと思う。
ちょっとした情報
Xのメニューの機能→各種設定→移動設定で振り向きと後退を選択できる。
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