94年、スーパーファミコンで発売。
シリーズの入り口としてもプレイしやすい、かっこいい横スクロールアクションゲーム2作目『ロックマンX2』の感想。
はじめてスーパーファミコンでやったソフトなので思い入れが深い。
面白い所、特徴など
初代ロックマンよりもハードな世界観が特徴。
反乱を起こしたシグマの軍勢だけでなく、新たな強敵 カウンターハンターとも戦う。
8体のボスを倒すことで手に入る特殊武器がそれぞれのボスの弱点になっていて、有効だと動きを止めつつ大ダメージを与えられる。
そのため、どのボスにどの武器が有効か弱点を探るのが楽しかった。
動きを止めるまでいかないが、通常攻撃のチャージショットも十分強い。
なので難易度は上がるけど、特殊武器にたよらない なんて楽しみ方もあり。
ダッシュでスピーディーに移動でき、壁蹴りで横だけじゃなく縦のアクションも生まれている。
ダッシュとジャンプの同時押しで、速度が速く飛ぶ距離も長くなるダッシュジャンプというテクニックもあり、その操作感がすごくよかった。
攻略順は、行動パターンを見切りやすいワイヤー・ヘチマールかホイール・アリゲイツから始めるのがやりやすいかなと。
セーブはバッテリーバックアップがないパスワード方式だったが、進行状況に応じたパスワード表なるものを自作したりしたのも良い思い出。
パーツ、サブタンク、ライフをMAXにしてやっと手に入る隠し技の昇竜拳はアジールを一撃で葬るためにある。
どうしても難しい時はパスワードでMAX状態にするという奥の手もある。
前作でエックスを守るため自爆した親友ゼロが復活する展開は熱かった。
強力な敵として立ちはだかり対決へ展開する場合もあり、あえてカウンターハンターを避けて進めるのも面白い。
ロックマンシリーズがそうなんだけど、BGMは良曲が多い。
導入のスピード感、オープニングステージで心つかまれ、終盤を感じさせるカウンターハンターステージはループ時間こそ少ないがめちゃめちゃかっこいい。
ゼロとの戦いで流れるZEROも合わせて抜きんでて心に残っている。
各ステージの曲も良い。
バブリー・クラブロス ステージとか特に印象深い。
気になる所
基本硬派なアクションなのでリトライ上等のつくりになっていて、難しめに感じる場所もあるかも。
難所を突破する快感というのが確かにあってそこが楽しい所とも言える。
カウンターハンターステージのトゲが密集してる所は難しかった。
エアダッシュ、特殊武器のラッシングバーナーを上手く使って切り抜ける必要がある。
ちょっとした情報
体力を上昇させるハートや、体力減少時の回復手段になるサブタンク、姿形が変化するパワーアップパーツ などは、時には あっ!て所で存在感をかもしだしていたり、時には言われないと分からないよ と言いたくなる位ひっそり配置されている。
そんな一筋縄ではいかない要素もやり応えになっていた。
あと、コミックボンボンで掲載されていた岩本佳浩氏のコミカライズがものっすごく熱くて。
小学生当時読んでも理解できたし、大人になって読んでもやっぱり胸が熱くなる。
人間味のあるキャラたちと悩みながら戦い抜くエックスの姿が目に焼きつくようで、世界観を広げ理解する手助けになっていたのは間違いない。
合わせて堪能すると楽しさが倍増する。
まとめ
アクションのテンポ感、ステージのボリューム、敵の強さ、パーツのパワーアップなど、個人的にはXシリーズの中でも一番バランスがいいと思っている。
子ども時代にスーファミで初めてX2に触れ、次のソフトが手に入るまで何度も何度もプレイしたこの作品を通じて ゲームって楽しいんだな と、ゲームを攻略することの楽しさを心に刻みこむことができた。
今やっても、時代に左右されない面白さを味わえる作品。
現在はSwitch、PS4でアニバーサリーコレクションが、またnew3DS、WiiUのバーチャルコンソールでも配信されている。
VCはいつでもバックアップができるので難易度もより緩和され手を出しやすいと思う。
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