過去にゲームボーイで発売されたポケットモンスターピカチュウverが再構築された『レッツゴー! イーブイ』の感想。
特徴
野生戦の廃止とシンボルエンカウント導入という大胆な変化があった。
トレーナー戦は従来通りだが、それ以外は捕獲に専念するスタイルでポケモンGOに近い。
つかまえる時、モンスターボールを投げるのに見立てたジョイコンを振る動作で臨場感が出て、ズイッ!ズイッ!とボールに寄っていく演出と振動でドキドキ。
投げるタイミングや同じポケモンを連続で狙うなどで経験値が増えるメリットがあって、ポケモンをつかまえ集めるのが楽しくなっている。
ボーナス込みだとトレーナー戦より経験値が多くなることも。
努力値の代わりに、ポケモンを博士に送ることで手に入るアメがあれば各能力の強化が容易になった。
育成のハードルはこれまでのシリーズより下がってる。
個体値、性格、メガシンカは残しつつ持ち物、特性がなくなり、技の削減もあってシンプルに感じられる。
これはシリーズの積み重ねを考えると賛否両論あるかもしれない。
ひさしぶり という人やポケモンGOから作品に入るような人にやさしいとも言える。
相棒のイーブイがかわいい。
メニューのあそぶで気軽に触れ合えて愛着がわく。
ピカチュウのようにボイスが入ってるけど違和感なし。
色んな顔を見せてくれたり技スペースに関係なく秘伝技を使えて頼りになる。
進化こそしないが能力が高く、相棒技という自身の進化系の属性の強力な技を覚えさせられるので、進化に匹敵するカスタマイズ性もある。
自分のイーブイはいじっぱり(攻↑特↓)な性格だったが、特殊技が多めなので、特攻寄りか両方意識の素早さ重視の方が気持ち楽だったかも。
どちらにしても大切な相棒には変わりない。
相棒が戦闘開始時、自分にのっかった状態からスムーズに戦闘に入るのはうれしかった。
すべてのポケモンを連れ歩きできるのも、いろんな生態が垣間見えて興味深い。カビゴンが最高だった。
サウンド面は懐かしいだけでなく、より豪勢で迫力のあるものに。
投げるコツ
慣れがいる斜めにいるポケモンに対しては、ひじから上を持ち上げた後ポケモンのいる方向へ向かって斜めに画面を切るイメージで振りぬくといい。
気になる所
一部のポケモンに乗ってはやく移動できたり自由に飛べるようになるのは素晴らしいのに、直感的じゃないユーザーインターフェースの不便さがちょっと残念。
片手持ちの操作が基本になっていて割り当てるボタンが少なくなるからかもしれない。ワンボタンでいければもっとよかったと思う。
経験値稼ぎ
レベル上げはクリア前ならディグダのあな、クリア後ならハナダのどうくつのラッキー稼ぎがいい。
ただ、ラッキーについては自由にたくさんつかまえるのは簡単じゃない。初めはとにかくつかまえにくいのが理由。
まず、通算で100匹、連鎖してもしなくてもいいからどうにかつかまえてほしい。その先に楽園が待っている。
ポケモンGOとの交換
ウリのひとつであるポケモンGOとの連動による交換は、ペアリングでごたついた以外はスムーズで、通信交換相手がいない場合ひじょうに助かる。
ポケモンGOをプレイしている家族に協力してもらって図鑑100%を達成できた。困ったら再起動してみるのも一つの手。
まとめ
ついにPCを使わずいつでもボックスにアクセスできるようになっていたり所々にうれしい進化が見られ、導線の懐かしさのなかに新しさも感じられた。
エンディング後にグッとくるようなシーンもあって、かけがえのない相棒との旅が楽しかった作品。
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