ライフという職業を選び、自分らしく生活しながら物語も追える3DSのスローライフRPG『ファンタジーライフ LINK!』の感想。
ずっと気になってた作品で、セールだったのでDL版を初プレイ。
面白い所、特徴など
キャラクターメイクはある程度好みを反映させられる。
パーツの配置などは多少おおらかだけど、細かすぎずちょうどいいかも。
本編中でもハッピーボーナスで装備に好きな色をつけたり髪型が変えられるようになる。
物語を追うだけでなく、自分のライフのクエストに集中する楽しみもあり、戦闘中心の生活もできる。
拠点的な自分の部屋もあって、生産職で服や薬といったいろんな物以外にも、家具を作ったりこだわることもできる。
また利便性や広さを備えたクルブルクとは違う場所への引っ越しも可能。
ただしお金はかかる。
物語
お話のテキストがやさしい感じでなんかいい。
主となる物語は任意のタイミングで進められる。
主人公と行動を共にするチョウチョの目的や正体とは・・・仲間になる人たちとの出会いもあり予想以上にしっかり楽しめる。
それ以外はファンタジールの世界を自由に冒険でき(進行状況で行けない所はでてくるが、ストーリーの進行で解放されていく)、今のライフのクエストに没頭するもよし、他のライフを楽しむもよし、街人のクエストをこなすもよし。
戦闘
戦闘はアクション性もある。
タイミングよく押すことで派生する技とかも。
自分の選んだ傭兵では、A連打でコンボ攻撃。
Aためでため技。
Xためで強ため技。
他にもライフを極めていくと技が増えていく。
敵を観察して、攻撃をさそってからこちらも攻撃するのがコツかも。
ライフ
いわゆる職業。
最初は傭兵にしてみた。
マスターに弟子入りする所からすべてははじまる。
正直、生産職なんてやってられるかー、戦いの道を極める!くらいのつもりでいたけど、今よりいい装備を鍛冶で入手できるのに気づいて鍛冶師をはじめたのが最後。
生産職にもどっぷりハマる。
まずは鍛冶師。
連打したり、タイミングよくボタン押したりとミニゲーム的なの(この部分は他の生産職にも応用できる)が刺激あって、成功すれば個数も余分に手に入ったり、クオリティが上がり能力値におまけがついたり。
なにより面白いのが、生産職は他の生産職ともリンクしている ということ。
例えばある装備を鍛冶するのには鉱石を加工したものと木材を加工したものが必要。
で、鉱石の発掘は採掘師、加工は鍛冶師。
木材を伐採するのは木こり、加工は大工。
というように他のライフがそれぞれに影響し合って関連しているところに奥深さがある。
エリーのアトリエあたりの中毒性を思い出した。
他には鍛冶師だと鎧とかになるけど、裁縫師ならバリエーション豊かなファッション衣装を製作することもできたり。
装備の能力は低めながら腕前や道具でカバーし、気の抜けた衣装で冒険なんて楽しみ方もできるということ。
一度最初のクエストを経験しておけば他のライフになっても鍛冶や伐採はできる(とはいえ、それぞれ適したライフに変えた方がやりやすい面は多い)ので、やればやるほどお得というのがすごくいい所。
ライフはギルドで気軽に変えられる。
レベルが変わったりはしない。
ライフごとに称号があり、クエストを達成し、マスターに認めてもらえると昇格となり、作れるアイテムが増えたりしていく形。
普通のRPGだとこれを極めようとすると他のはできなくなる みたいなこともあり得るけど、ファンタジーライフの場合は全て体験することができ、ボーナスポイントも。
能力や習得する技能のマイナス要素がなく、どれを体験することにも意味を持たせてくれる。
これがこの作品ならではの面白みとして伝わってくる。
もちろん興味あるやつだけかいつまんで楽しむのもアリだし、装備は鍛冶しなくても売ってるので揃えることもできるので、クエストに勤しむって手もあるし、本編に関係ない家具づくりに熱中してもいい。
戦闘職も傭兵以外に、剣と盾をつかう初心者にもやさしい王国兵士、狩人、魔法使いから選べてバリエーションがある。
どれも自分の思うまま、気ままに楽しめるのがうれしい。
気になる所
自分のペースに慣れるまでできることが多すぎると感じるかも。
とはいえライフごとに小目標というか、クエストがあるので行動に迷う心配はないつくり。
ちょっとした情報
メインストーリー進まないと思ったら、クエストのチョウチョからのお願いを確認すること。
あと2話のヒューズの場所だけ分からなかったので一応・・・お城の中庭の右側、目立たない所にヒューズの部屋がある。
ポルトポルトの裁縫の工房の左側にいる鳥は、素材屋さんにはない貝のボタンなどを売ってくれる。
これも気づかなかった。
まとめ
すべてのライフに意味や関連があり、いろいろ極める楽しさを存分に味わえる。
冒険、生産、物語・・・それぞれに面白みがあって、ファンタジールの世界の一員になったような気持ちでいつの間にかどっぷりハマっていた。
これは楽しい。
3DSの名作として心に刻まれた作品。
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