2002年、ゲームボーイアドバンスで発売。
ファミコンで93年に発売された夢の泉の物語のリメイク作品『夢の泉デラックス』の感想。
面白い所、特徴など
ファミコン版は未プレイなので新鮮な気持ちで楽しめた。
他ではあまりやろうと思わないけれど、今作は100%クリア達成までやりこんだ。
スーファミのスーパーデラックスに近いグラフィックや、カービィの操作感をゲームボーイアドバンスで気軽に味わえる。
基本は吸いこみや、吸いこんだ敵の能力を自由に使い分けるコピー能力を駆使する、まんまるぽよぽよのカービィのアクション。
カービィはかわいいし、よく動くのでさわっていて気持ちいい。
任天堂のゲームあるあるかもしれないけど、初心者にやさしく、クリア目的ならそう難しくないのもいい所。
コピー能力は効率重視か、好きなのにこだわるか、自由さというか色々選択肢もあり間口が広い。
おすすめは進んでよし、戦って良しのトルネイド。
また隠れているだけありUFOも強力だったり。
極める奥深さ
実はこのゲーム、100%クリアを目指そうとすると簡単にはいかないのがまた面白い所。
やさしささえ感じたはずの敵の配置がとたんに牙をむいてくる。
挑戦してみて、考え抜かれていたんだなあと思い知った。
コンプリートしたらちゃんとねぎらってくれたりして、達成感もあった。
その他にも
初代を再現したステージは懐かしさと新しさが混ざっていて進めるのが楽しかった。
ラスボス戦は今までと変わってスピード感あるシューティングになる緩急のつき方に引きこまれる。
なにせスターロッドで戦えるんだから、熱くならないわけがない。
何気にコピー能力の説明がクスリと笑えて、肩の力がぬける感じなのは今作の大きな魅力だと思う。
いちいち新しい能力を得るたびにスタートボタンを押すのが楽しみだった。
よらなくてもきります。
残機が増える単純明快なミニゲームも完備。
刹那の見切りがうれしかった。
エキストラモードをクリアすれば、あのメタナイトを操作できるモードも出てくる。
通信ケーブルと別本体が必要だったのでハードルはあるが、協力プレイもきっと楽しかっただろうなと思う。
気になる所
ボリュームがそれほど多くないので、あっという間に終わってしまったと感じるかも。
でも、だからこそコンプリートまでやってみたいという気持ちになったのも確か。
まとめ
小さいカートリッジの中に遊び心とか、プレイヤーを楽しませよう!という心意気が詰まってる。
ファミコン版を知っているとまた違った感想になるかもしれないけど、幅広い楽しみ方ができ、さながら大きな手のひらの上で自由に遊ばせてくれた心地の安心感をおぼえるアクションゲームだった。
現在はゲームボーイアドバンス以外では、WiiUバーチャルコンソールでもプレイ可能。
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